#4 さっくんは飛び込みたい
母親の記憶は無い。
俺が物心着く前に既に両親は離婚していた。
それから男手一つで育てられた……いや育てられらたと言えるほど父親に何かをしてもらったという記憶は無い。
小学校に上がる頃には父親は殆ど家に帰ってくることは無かった。
自分のことはなんでも自分でやった。俺はそこそこ出来が良かったみたいで幼いながらも、大概のことは何とか出来てしまった。
友達は多かったと思う。
進んで人に絡みに行っては、他人の頼みや願いを聞いて回る。自分の内心を押し殺して人に好かれるように振舞った結果だ。
寂しさを感じることはあまりなかったが、家で一人で居る時に猛烈に人肌恋しくなることがあった。そんな時は決まってテレビをつけっぱなしで人の声を流し、明かりを付けたまま寝た。あまり眠れなかった。
そんな生活を続けて気がつけば高校生、元から一人暮らしの様なものだったが、改めて一人暮らしすることになった。
父親とはもう連絡も付かない。定期的に学費と幾分かの生活費が振り込まれるだけだった。
街行く人達。
ふと目に入る子連れの母親。
仲良く手を繋ぎ。
どちらも笑顔だった。
特に何も思わなかった。
だって自分にはまったく関係の無く、縁も無いことだったから。
手を繋いで歩く母子の姿は酷く不格好だ。
バランスが取れていない。
出来ることならば子供の両脇に母親が居るべきなのだ。
その点で言えばウチのママに隙は無い。
なんてったってウチにはとっても大きなママが2人いる。
まったく同じモノが2つあるなんて、そんなのある筈ないと思われるかもしれないが、そんなことは無い。
左右対称シンメトリー、まったく同じものだと言っていい程に2つのとっても大きなママのバランスは素晴らしい。
張り、艶、色、形、どれも文句のつけ所がまったく見つからない。至高にして完璧、究極、完全無欠の神が授けし唯一無二の奇跡の存在。
ママのおっぱいマジパネェ(語彙力消失)
ただ一言で表すならば「美しい」ただただその感想が脳内を埋め尽くす。
それにママが呼吸するのに合わせて動く。大きくなって、小さくなって、また大きくなって、また小さくなってを繰り返す。
凄い……このおっぱい……生きてるっ……!
いくらでも、いつまでも見ていられる。見ていたい。いやそれだけでは留まらない。見ているだけでは満足出来ないと矛盾をはらむ。
母親に手を引かれながら笑い合って歩きたいなどとは俺は思はない。
俺ならばママに両脇を挟まれたい……そう思う。
2つのとっても大きなママの合わさりし密着点に生まれた魅惑の谷間が俺の視線を吸い込む。さながら蟻地獄の様にそこに視線が踏み込めば、いくら足掻いても引きずり込まれるばかりで抜け出すことは出来ない。
超巨大山脈が作り上げた大渓谷から目が離すことが出来るものなどこの世に存在するのだろうか?イヤいない。
っていうか俺、さっきあの谷間に埋もれてたんだよなぁ……。
顔面に押し付けられた感触が否応なくフラッシュバックした。最高に幸せな感触だった。
しかし、それは服の上からの話で、現在、ママは、はだけて下着姿となっている。
もし今また、あの谷間に埋もれたならば、今度は一体どんな感触なのだろうか?服の上からとはまた違った感触なのだろうか?さらにいえば下着を脱ぎさり究極完全体に脱皮した時、それもまた感触が違うのだろうか?
ママのおっぱいを見ながら謎の思考がぐるぐると回るに回った。
「さっくん……そんなにジッと見られたら流石にママも照れちゃいますよ……」
顔を赤らめたママは僅かに顔を背けるが、それでもママは自分の胸を隠そうとはしない。
両手を軽く握って胸の上へと添え、両の前腕で胸を両脇から挟み込む。むぎゅりと挟まれたおっぱいが少しだけ縦に、潰れた。
俺の理性も潰れた。
「ママぁっ……!」
「ひゃんっ……!」
衝動に駆られるままに俺は顔面からおっばいに突っ込んでいた。
顔面を包み込むクッソ柔らかな感触。
服越しとはまた違った下着越しのおっぱいの感触。
潰れた俺の理性はさらにママのクソデカおっぱいの圧倒的重量感によってぺちゃんこになった。ないなった。
「ママぁ……ママぁ……アッ……アッ……!」
「もう……さっくんったら……!そんなママのおっぱいに顔を押し付けて……んっ……どうですか?ママのおっぱいは気持ちいいですかー?」
「しゅごい……しゅごいよぉ……ママのおっぱい……気持ちいい……!」
ふにゃふにゃスリスリふにょんふにょんムニムニムチムチスベスベふにふにむにょむにょもごもご。
「あんっ……いいですよ……そうやってママにたくさん……たくさん……いっぱい、いっぱい……甘えてくださいね……ママはさっくんがしたいって思うこと全部させてあげちゃいます……だからさっくんのしたいこと全部全部ママに教えてください、ね?」
「ママぁ……」
このやわらかな幸せを離さぬようにと抱きしめる。豊満すぎる胸とは違って聖歌ちゃんの身体は細く感じる。力を込めれば折れてしまいそうだ。
でも、俺の頭を抱きしめる聖歌ちゃんの腕は、優しく、暖かく、そして大きく俺を包み込んだ……。
おっぱいと共に。
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