第4話 ボインボインになってから出直しな!
氷上と別れて帰って来た後、話を聞いたからか彩音が桃○をやりたがったのでプレイした。流石に99年ではないけど。
「もうこんな時間か。彩音、風呂沸いてるから入ってこい」
ゲームしてるとあっという間に時間が過ぎるな。ちなみに晩飯は出前のピザ。クワトロピザを頼んだら好きな味の部分の取り合いになった。
「はーい。お兄さんも一緒に入ろー?」
「いや、一人で入れよ」
「いいじゃん、よく一緒に入ってたんだから」
「もう小学六年生になるのに恥ずかしくないのか?」
「知らなーい」
最近は一緒に入ってなかったが少し前まで一緒に入っていた。そろそろ羞恥心が湧いてくるかと思ったがそうでもないようだ。
「まあいいか。小学六年生でもお父さんと一緒に入る子はいるって言うしな」
「私はお父さんとは入らないよ?お兄さんとだけ」
「おじさん…」
もう彩音もお父さんの洗濯物と一緒に洗濯しないで!って言うようになったのだろうか?世の中の父親の宿命とは言え不憫な…。既に言ったかは知らないがこの分だと言ってなくてもその内言いそう。
父親ってのも大変だと思いながら彩音と風呂に向かった。
脱衣所に着くと彩音は本当に気にしてないのかすぐに服を脱いで全裸になった。気にしてもしょうがないので俺も服を脱ぐ。
「どう?お兄さん、私と一緒にお風呂に入れて嬉しい?興奮しちゃう?」
体を見せつけるようにしながらそんなことを言って煽ってくる彩音の体を見て鼻で笑ってやる。
「ハッ!俺は巨乳派だ!ボインボインになってから出直しな!」
「お兄さんの変態!」
風呂場に入ってもまだ騒いでる彩音にお湯をぶっかけて黙らせる。風呂場で騒ぐな。
「わぷっ!いきなり何するのー?」
「いつまで騒いでないでとっとと体洗え」
「お兄さんが洗ってー」
「自分で洗えよ…」
そう言う俺に構わず彩音はイスに座って俺を急かす。
「ほら早くー。それとも裸の女の子に触れるのは童貞には辛かった?」
「煽るな。はぁ…髪から洗うぞ」
「お願いしまーす」
まず髪を洗ってその後体も洗ってやる。胸とか洗う時に彩音が煽ってきたがスルー。慣れたものだ。彩音はつまらなそうだったが。
「ほい、終わり」
「ありがとー。じゃあ交代!今度は私が洗ってあげる!」
「んじゃ頼むわ」
彩音と交代してイスに座る。
「痒い所はございませんかー?」
俺の髪を洗いながらそんな事を聞いてくる彩音。ノリノリだなぁおい。
「次は体ね!」
自分より小さく、力も弱い手で洗われるとくすぐったい。股間も洗おうとしてきたがそこは防いだ。流石にな。
「ふぅー…」
「いい湯だねー…」
体を洗い流して二人で湯船に浸かる。彩音は俺の足の間に座り背中を預けてきてる。
「結局お兄さんの股間のもの大きくならなかったなー。童貞のくせに」
「でかくなったら問題だろうが。あと童貞は関係ない」
湯船を出た時も体拭いてーと頼んできたくせに童貞がどうとか言ってきたからデコピンしてやった。
「そろそろ寝るか。布団敷くけどどこで寝る?」
風呂から出た後も遊んでいたが彩音が眠そうにしていたのでそう提案する。俺にとってはまだ寝るには早い時間だが、小学生は寝る時間だろう。布団は客間にあるからそこで寝てくれれば楽なんだけどなぁ。
「布団は敷かなくていいよー…。お兄さんのベッドで寝るから…」
眠いのか目を擦りながら彩音がそんなことを言う。俺に床で寝ろって言ってんのか?
「そうじゃなくてー…。お兄さんと一緒に寝るー…」
眠そうな彩音はそう言って俺のベッドに潜り込んで手招きした。ベッドから出る気は無さそうだ。
「はぁ…」
電気を消してベッドに入ると彩音が抱きついてきた。口は生意気になってきたがまだまだ甘えん坊だな。
「おやすみー…お兄さん…」
「おやすみ、彩音」
おやすみを言うと彩音はすぐに寝てしまった。抱きついている彩音は俺よりも体温が高くて心地よい。俺もすぐに寝てしまいそうだ。おやすみなさい。
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