或る意味で死に至ると言っても良いかも知れない病
カクヨムに登録してからなのか、その前から兆候はあったようにも思うのだけれど、ここのところ頓に重症化している。果たして創作に関わるプロ・アマ問わず発症する類の病なのかどうか。
勝手に名付けると『どれもこれも面白くない病』という病名になる。
面白くない対象は自作品だったり、他人様の作品だったりする。これは或る種のスランプなのか、なけなしの自信が費えたのか、感受性が老いさらばえたのか。何れにしろ、書く側としても読む側としても致命的、そういう意味で死に至る。
「アイディアは良いけど十二分に展開出来ていない」
「斬新な発想だけど雑味が多過ぎる」
「包装紙は立派だけどそれを剥いだら特に何も残らない」
――みたいな感想が浮かんでしまい、そんなこんなで評価に及び腰になってしまう(勿論、全て自作品への突っ込みとしても機能する)。
そもそも僕という人間は面白味のストライクゾーンが狭いのだと思う。面白がれる才能に乏しいと言い換えても良い。
多くの投稿者の本心に「プロ作品と比べないで欲しい」「趣味で書いているので気楽に評価して欲しい」「完璧を求めないで欲しい」というのがあるのかどうか。
もしYESだとしたら、本気で読もうとする読者は百害あって一利なしという事になる。
悩みながら『★一つ』に落ち着く場合が多々あるが、利用者の中に「★を一つしか付けない奴はブロックする」と公言している人を見付けてしまい、僕はとてもショックを受けた、深く傷付いたと言っても良いくらいに。
きっとその人は傷付けている自覚はないだろうし、何なら『★一つ』で先に傷付けられたから仕返しとしてブロックしてやった、と言い張るのかも知れない。
「果たして自分は面白いものを書けているのか」という疑問、不安は多くの書き手が抱えていると思う。それを解消する方法は評価や感想しかないと思うのだけれど、それがコミュニケーションの円滑ツールとして使われてしまったら、一体何を指針に読み書きをすれば良いのか(PV数が必ずしも質を保証しない事は言うまでもない)。
カクヨムに長居が過ぎたか、そろそろ潮時かも知れない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます