応援コメント

敬語のお稽古」への応援コメント

  • 敬語における文法と感覚の乖離って、たまにありますね。私が昔から違和感を持っているものの一つに、「申し付け」があります。
    「どうぞお申し付けください」
    「遠島申し付ける!」
    申す、は謙譲的表現だと思うのですが、この場合感覚的には上位から下位の者に対して使われます。
    それとも、「申す」は単に「言う」という動作を主観的に言い換えただけで、上下関係のニュアンスを伴わない言葉なんでしょうか。

    作者からの返信

    ちょっと調べましたら――『敬語の指針』(平成19年2月文化審議会答申)では『謙譲語』を『謙譲語Ⅰ』と『謙譲語Ⅱ』に分ける――との事です。

    『Ⅰ』は一般的にイメージする謙譲語、『Ⅱ』は『丁重語』(自分に対する動作等を丁重にした表現)とも呼ばれる敬語で、「申す」「致す」「参る」「存じる」等がそれに当たるようです。

    「遠島申し付ける!」のニュアンスとしては「お白州という改まった時空間に相応しい丁重な言い方」という事かと(罪人に謙っている訳ではない)。遠山の金さんの本心では「テメーなんぞは遠島にしてくれるわ!」と言いたいところですが。

    敬語は人間(目上、目下)が対象でなくても使う場合がある。勉強になりました。ありがとうございます。

    編集済

  • え、こんなものも書いてるんですか、という感じで読み始めて、即読み切りました。この手のエッセイは正直なところ、内容自体は目新しくなくて、語りの巧みさとか話の載せ方に個性が出ていて、時々ユニークな視点が入る、というぐらいのものが大半なんですが、この連載は結構新奇な内容が多くて驚かされました。「だそう」ってのは今の所目にしたことがないですが、興味深い論考ですね。「艦長!」「うん」には爆笑しました。「CM系」という括り方は面白いですね。これも私ははっきりそれと解る現物を読んだことがないのですが、なんだかオチも描写もいまいちなんだけどやたらと星が多いな、というのはよく見ますね。そういう「気分のみ」の需要があるということですか……。

    まだまだ続くということだそうなんで、これから楽しみに読ませていただきます!

    作者からの返信

    毎度ご贔屓ありがとうございます。

    箸休め、骨休め、馬鹿も休み休みという感じで、小説に行き詰まった時の保険のように大体週一ペースで投稿してます。批判とか愚痴とかも紛れ込むと思いますが、どうぞ宜しく。

    CM系を補足すると――「好きな映画は好きなタレントが出てる映画」的感覚とか、特定のシーン(イチャイチャ等)だけでドーパミンが出るシチュエーション萌的感性があるあるんだなーと思った次第です。