「静岡県は大井川を境に文化が変わる」説は、まさにその地域出身である私にとって「我が意を得たり」です。
川止めによって往来が難しかった歴史的背景もあり、島田宿までは駿河、川を渡れば遠州文化圏なのでしょう。
ただ、駿河側でも「よさりかかる」は使います。方言は微妙なグラデーションを示しますね。
「〜づら」「〜だら」の用法も県外一般には間違って伝わっていますし、方言のニュアンスを他地方に分かってもらうのは、実際至難の業だと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。「実際に言う」証言は何故か楽しくなっちゃいます。言葉は物流とか人の大規模移住で運ばれる面もあるようです。
因みに我が地元は「〜じゃん」ですが、関西圏から見た関東圏のイメージにされているような。
編集済
静岡県ですが私の地元でも使います。「みえる」に関しては言葉の上では共通語と同じなので方言だと気づいていない人も多いと思います。
例 明日社長がみえるので、(=いらっしゃるので)
似たような例で「潰れる(=壊れる)」があって、「携帯・車・洗濯機が潰れた」とか言ったりしますが、「潰れる」自体が共通語にもあるので私もうっかりすると言ってしまいますね。
ほとんどの人は厳密に方言と共通語の区別なんてしていなくて、混ざった状態で話しているのが普通だと思います(「ネオ方言」とか呼ばれているものです)。
私も人生の大半を静岡県で過ごしているのですが、地元にずっといるとそもそも何か特定の言い回しが方言だと気づく機会自体あまりないです。
作者からの返信
ありがとうございます。
「おみえになる=いらっしゃる」はまだ馴染みがあるんですけどね。
静岡は愛知の隣県ですけど、神奈川(当方)とも隣県で、もしかしたら大井川辺りで文化が分かれてるのかなと思ったり。県境より川や山が境になるようですし。
「潰す」は関西圏で優位なイメージがありますが、似たような理由なんですかね。
静岡で印象的だったのは「よさりかかる」です。浜松辺りが優位なようですが、「寄り掛かるでいいじゃん」と思った記憶がw
著名な先生が『片す』って使われてて、ああ~市民権? 全国区になったんだ? って思いました。
調べる(検索)と認知度はかなりになってるようで、まあいいかと思いました。
また、ある作家様は『とっこする』って使ってたのでやんわり指摘(『なろう』様誤字報告)したんですけど、ダメでした。
『飛び越える』とか『追い越す』って意味らしいけど。
最近、『つっかける』って書かれてて……ど~しようって思い早一月。
(応援コメになってね~)
作者からの返信
昔、千葉県民が『片す』を使ってるのを聞いて初めて知りました。辞書を引いたら載っていたので、もう堂々と使って良いのでしょう。
『つっかける』は使うかも。履き物をつっかける。辞書にもあります。
最近はネット発の新語もあるので混乱は増すばかりですね。
昔名古屋に住んだ時、自分も「〜してみえる」をあまりにもみなさん使われていて衝撃をうけました。
作者からの返信
若い人は段々使わなくなってるとも聞いてますが、最後まで残る方言は「地元の人も方言だと思っていない言葉」なのでしょう。