「VANISH!」が出来るまで

 私が現在執筆中の小説「VANISH!」が執筆されるまでの過程について話したいと思います。

 この小説を書こうと思った理由は元々、伊波普猷を題材にした作品を書いてみたいなと思ったからです。というのも沖縄の歴史上の人物を題材にした作品はあれど彼を題材にした小説が無かったのと主人公兼村未来と性格が似ていたので、なにかヒントになるのでは無いか?と考えました。

 構想は大学3年の頃からあり、当時は別作品の前日談して進める予定でした。

 ちなみにその別作品は「戦世いくさゆーはまだ知らない」と言う「沖縄戦が無い沖縄」を舞台にしたディストピア作品であり、本編は2020年の沖縄でした。

 また「ドラえもん」に登場した秘密道具「独裁スイッチ」を元にした機械を登場させようと考えました。

 ただ、タイムマシーンに乗って潜入捜査させるだけじゃつまらないですからね。

 当初の名前はLost Peopleだったのですが、Vanishing People→VANISHになりました。

 また、主人公達が所属する「アルバース財団」は「SCP財団」がモデルの組織です。

 こうして私の小説のプロトタイプが出来ました。当初は別作品の前日談という事もあり、題名はまだ決まっておらず、強いて言えば別作品の「戦世いくさゆーはまだ知らない インターシップ編」と言うタイトルでした。

 ストーリーは現在執筆中の小説のストーリーと似ていますが、タイムスリップする年代は1916年ではなく、1年後の1917年でした。

 また、作っていく中でボツになったキャラがいます。

 1人は伊波柚希いはゆずきという人物。

 優秀でありながら小学校時代は不登校になった青年。知花蓮より1個下、未来より4個上でした。文字通り、彼は伊波普猷の子孫として登場する予定でしたが、近代の人物で著名人の子孫はやりづらいという事でボツになりました。

 もう1人は仲村来人なかむららいと。この子は未来より1個下の少年でした。この子は宜野湾市出身の人物であり、クォーターでした。この子も結局ボツになりました。

 後、彼らを担当する芸人ベンビーに似た職員や津波信一似の職員もボツになりましたが、後々登場するかもしれません。

 結局、前日談から本編になってしまったので本編の題名を決めるのにかなり時間がかかりました。



【追記 2024年現在】


「VANISH!」の主人公の設定がアルバース財団のインターシップから普通にタイムスリップした高校生になりました。大幅な変更ですが、そこは暖かい目で見てください

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