第11話
時は、7月18日の午前11時55分頃であった。
またところ変わって、バンテリンドームナゴヤの北西側にある郵便局にて…
郵便局は、
デスクワークをしている
この時、
「ああ、
「なんでしょうか?」
「久しぶりに昼めしを食いに行こや。」
「あっ、はい。」
またところ変わって、バンテリンドームナゴヤのすぐ近くにあるイオンモールのフードコートにて…
「
「はい。」
「いつだったかおぼえてへんけど、
上の人からややあつかましい口調で言われた
「えっ?
上の人は、よりあつかましい声で
「中尾の家のご夫婦が『時間がない…』と言うてひどくあせっているのだよ…」
「時間がないって…どう言うことでしょうか?」
上の人は、ものすごくあつかましい口調で
「中尾の家のご夫婦のあせりをはよ鎮めてくれ!!」
「そうは言うても…」
「
「なんでしょうか?」
「
「中尾の家のご夫婦の気持ちって…なんでしょうか?」
「ローゴをめいいっぱいエンジョイすることだ!!」
「はっ?」
「息子たちが嫁はんをもらわないと夫婦はローゴをエンジョイできないのだよ!!」
「言うてる意味が全くわかりません…」
「ドアホ!!だからキサマは正社員になれんのだ!!そんなことも分からんのかケーヤク!!」
「やかましい
「なんやオドレ!!」
またところ変わって、守山区の区役所にて…
区役所は、
時は、午後2時半頃であった。
館内の水まわり清掃で入っているパートのおばちゃんが洗面所にいる
「
「あら、ご近所の奥さま。」
「ちょっとの間、かまん?」
「あっ、はい。」
おばちゃんは、
「この前、
「えっ?妹の
「いつになったら返事するのよ!?」
「あの…ちょっと待ってください…妹にまだはなしをしてないのです…」
「困ったわねもう!!中尾の家のご夫婦がひどくオタオタしているのよ!!」
「だから、中尾のご夫婦がなんでオタオタしているのかが分からないのです~」
パートのおばちゃんは、
「中尾のご夫婦は、次男さんの寝ぼけた性格を大急ぎでなおしたいといよんよ!!寝ぼけた性格をなおす方法は、お嫁さんをもらうしか方法がないのよ!!」
「言うてる意味が全くわかりませんけど…」
パートのおばちゃんは、ひどくいらついた声で
「
「ですから、それはどう言うことでしょうか?」
「うちの息子(37歳くらい)がそうだったのよ!!よく分からないけど、以前、うちの息子がギャルゲー(オンラインゲーム)に出てくる女の子がえがかれているTシャツを部屋につるしていたのよ!!」
「ですから、それはなんなのですか?」
「だから!!うちの息子がギャルゲーに出てくる女の子を『お嫁さん』だと言うたのよ!!」
「ですから、奥さまはなにがどういかんと言いたいのですか?」
「だから!!ギャルゲーオタクで居続けたらダメになるからグッズをすてたのよ!!」
「どうしてそんなひどいことをしたのですか!?」
「だから!!息子のねぼけた性格をなおすためにグッズをすてたのよ!!」
「あの〜奥さま…ちょっと落ち着いてください!!」
「
「奥さまは、息子さんがギャルゲーオタクをつづけたらお嫁さんが来なくなると言いたいのですか?」
「言わなくても分かるでしょ!!ギャルゲーのグッズをすてたからねぼけた性格が一発でなおったのよ!!その後、素適なお嫁さんが来たのよ!!」
「はいはい分かりました…うちはそんなくだらない話に付きあうヒマは1秒もないのよ…それよりも、二階の男子トイレにたばこの吸いがらがたくさん捨てられていたわよ…早くすててよね…」
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