第9話
さて、その頃であった。
おりわるく、この日はお客さまが
順番が回って来ないことにいらだちが高まった
店から勝手に出た
またところ変わって、有松のイオンタウン内にある大垣共立銀行の店舗にて…
この日、数人の女性従業員さんが勝手な理由で休んだ…
『カレシがレストランに予約入れた〜』
『きょうは、クラス会があるのよ~』
『三越のクリアランスセールに行きます~』
ふざけるな!!
甘えるな!!
上の人が、もうしわけない表情で
上の人は、ものすごく言いにくい声で
「
「なんでしょうか?」
「この前話した…」
「
「ああ、あれ…ナシになった…」
「それはどう言うことでしょうか!?」
上の人は、ものすごく言いにくい声で言うた。
「あれ…東京の支店に勤務している若いモンに…代えたよ…」
「課長!!」
「なんだよ~」
「人をグロウするのもいいかげんにしてください!!」
「だから悪かったよぉ〜」
「課長!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィ~」
「課長は、従業員さんたちに対して言葉づかいに気をつけなさいと言うてるわりに、課長は口が悪いようでは話しになりませんよ!!」
「悪かったよぉ〜」
「この前、片岡くんが育休になると言いましたね!!」
「言うたけど…片岡くんは…今月いっぱいでやめることになった…」
「なんや!!」
「そないに怒らないでくれぇ…片岡くんの奥さまのご両親が心細いから帰ってきてくれと言われたのだよ…それで…奥さまの実家がある
「ああ、あげものになるのだね…」
「(あきれ声で)それは、
「あってますよ。」
「わしがいよるコロモは違うのだよ〜」
「コロモと言うたら、えびふりゃーとみそかつを揚げるときに使うものですよ…」
「違うねん…コロモと言うたら、
「課長、それは『コロモ』じゃなくて『コロナ』ですよ…」
「それは知ってるよ!!」
「片岡くんの家は、菓子パンの中にあるのでしょ…」
「だから『コロネ』!!…わしがいよるのは
「それは『コロネ』じゃなくて『コルサ』ですよ…むかし、そんな車があったねぇ〜」
「ワシの家の4台目の車を言うな!!」
「課長の家の4台目の車は(ダイハツ)『ミゼット』でしょ…」
「ワシの家の車をボロクソに言うな!!」
「はいはい分かりましたよ…コロモと言うたら、昭和の女性歌手でしょ…」
「それは『コロムビアローズ』じゃ!!…わしがいよんは
「課長、ひとりでオタオタしないでください…片岡くんは、夏の暑さで頭がイカれているからわけの分からないことばかりを言うてるだけですよ…あっ、正午になった…ほな、湯づけ食いに行こか…」
上の人をさんざんいじくり回した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます