復刻女

健さん

第1話

俺の名は坂本拓也。35歳。現在独身。高校の同級生の丸辰徳。日〇テレビで、プロヂューサーをしている。そいつからの誘いで、他2名と、4対4の合コンすることになった。場所は、とある居酒屋。1人ずつ紹介しあった。(おっ!!可愛いいじゃん!)中で目を引く女性が。「中野マリ子と言います。看護婦してます。」こんな美人今まで見た事ないな。俺はもう、一目惚れしてしまい、猛アタックした。200キロ近い力士に正面でぶつかり合うように。その結果付き合うまでになった。俺の愛車のフェラーリ(本当は、トヨタのプリウスだが。)で、色々なところに、行った。いつだったか、江の島に行ってあるテラスで話をしていた時、ふっと、話し方が、どこかで会ったことのある女性だと思ったが、彼女とは、今回で、始めてだし。ひょっとして、妹とかで、会ったことがあるのかしらん。「兄弟はいるの?」すると彼女は、「わたし、一人っ子なの。」「あっそう。」結局、1年位付き合って、俺たちは、結婚した。6階建ての賃貸マンションで、305号室が、俺たちの、愛の巣だ。(古い言い回しだな。)しかし、このマンションに来てからというもの、たまーに、”霊”をみるのだ。ちなみに俺は、昔から霊感が強く、渋谷のスクランブル交差点を、歩いていると、真っ直ぐに歩けないほどの人だかりだが、よく、うしろにとりついている霊が、見える。中には、40代くらいの男で、ズボンはジーパン姿なのだが、膝から下がない。(え!うそ!)そしたら、ものすごい早さで、俺の至近距離にきて、言った。(よく、わかったな!)と。このマンションに出る霊は、小学生の1年くらいの女の子だ。この前、彼女が、夜寝る前に、三面鏡のドレッサーで、化粧を落としているのだが、ふと、見ると右側の鏡から、その女の子が、マリ子の横顔を、見ていた。また、朝仕事に行こうと部屋を出てマンションのエントランスに停めてある車に行く間、何か人の気配を感じ後ろを見た。ちょうど、部屋の前で、6歳くらいの女の子が、こちらを見て、手を振ってるではないか!え?!どうゆうことずら?1回視線をそらして、また見てみると、もういなかった。それから何日かして、寝てると、何か重い。漬物石が上にある感じだ。しかし、目が開かない。しかも、金縛り状態。(南無、、、、)やがて、金縛りが解けると、俺の上にあの女の子が!やはり、このマンションは、事故物件なのか?次の日、不動産会社に聞いたが、そんなことはないとの事。そして、ついに俺は、テレビでも有名な本村藤子。霊能者だ。友人の丸に頼んで、家に霊視しに、来てもらった。俺と、マリ子を座らせて、しばらく霊視する本村氏。(うん、うん、なるほど。そうゆうことか。)「先生どうゆうことですか?」「あなた、6年前に相手の彼女にあなたの子、おろさせたでしょう!」「え?どうゆうこと?」俺は、うろたえた。「その、水子の霊が、あなたと、奥さんに、どうして、産んでくれなかったの?って、言っているわ。」「奥さん?女房は、関係ないでしょう?」「奥さん!言ってあげて。」「???」「そうよ。私が、6年前にあなたの子おろしました。名前も偽名で、本当の名は博美よ。」「博美?覚えてるけど、だいち、顔が、違うじゃないか!」「そうよ!あのあと、もう一度あなたに、振り向いてほしくて、何百万もかけて、整形したのよ!!」

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