第6話 真夜中のわざとらしい
楽しい時間は短く、夜は長く、金曜日でも寝る時間に近づく。
普通の人はベッドに横になると、脳内の思考を制御することができなくなる。
俺はオタクだけとごく普通の人間でもある。手をコントロールできず、ついに携帯へ手を伸ばした。
暗い部屋で、青い光が顔に当たり、
別に、彼女のモーメンツを覗くつもりがないが、ただ、友達になったから、見ないとちょっと惜しい感が半端ない。
そこに、三日前に投稿されたメッセージあった。
「戻ってきた!」
同時に、メッセージの下には若々しい自撮りの写真が添えられている。
写真で映っている彼女の瞳はまるで三日月のようで、ひと目見ると生命力にあふれ、笑顔は太陽のようで、人にふわふわな宙に浮かせた感がする。
俺がしはしば見ると、さり気なくその写真を自分のアルバムに保存とした。
三日前?
彼女が三日前に戻ってきったなのか?
まぁ、写真を保存する目的は、単なる転生の信憑性を確かめるだけさ。表情から判断できるし、これは真面目なやり方だ。
俺はまだ言い訳を見つけ始めた。
下にスクロールし続けると、彼女のモーメンツではほとんど自撮りや食べ物の写真でした。
しかし、敏感な俺には一つ目立たない秘密を見つけた!
最新の自撮り以外は、彼女は毎回の自撮りは友達と一緒かそれとも一人なのかに関係なく、密かにある人物が映っていることがわかった。
港町市立高校での超イケメン、超リア充!
彼は有名なピアニストの息子で、全校男子の敵に過言ではないほど超イケメン!
彼女が自撮りする度に体育の授業で、学校の廊下で、教室でさりげなく彼の背中や横顔と一緒に映っていった。
ところで、一枚だけ教室で先生は背中を向けて講義している最中、
唯一の真正面な顔。
かっこいい!!
同じ男でさえ、心の中で彼の顔には認めるしかなかった。
この写真と一緒に投稿したメッセージを見ると、俺は一瞬固まった!
「パイプは花を咲かせ、椅子は異国の地にあり、葉には翼がある。」
これ、どこかで聞いた覚えがいや、聞いたことある!
俺は音楽アプリを開き、歌詞から曲を検索し、そして、目が疑った!?
歌手はチェンキゼン、曲名は――
「君を好きなときの心の動きとは」(※1)
……
……
ああ……
眠い……
寝る…
俺は無表情で携帯を置き、頭の後ろから枕を取り出し腕に抱きしめ目を閉じた。
やばい、恐ろしい秘密を見つけたか!
これってクラスメートと噂話ができるか?
彼らも興味があるでしょう?
さすが、トップ美少女と超イケメンの恋話って爆発だよね!
まぁいいか、俺はそんなタイプじゃないし、他の人はどうするか知らないが、俺はできない、そういうことをするなら、嫌いな人たちと同じじゃん!
が、眠れない…
俺は寝返りし、目を開けて再び携帯を手に取りました。
前の音楽アプリはまだ閉じられていなく、画面からお気に入りの音楽リストをめぐり始めた。
最後に一曲の民謡で指をと止まった。それは、仲良し姉妹バンドの曲、『昨日の君と現在と未来』だった。(※2)
♪ たまには他人の歌を聞くと、たくさんの思いが湧く
♪一時は心に焦りがたくさん溢れる
……
ソフトな音楽が広がり、ポーカルの磁気的な声が流れ、俺は転送ボタンをクリックして、自分のモーメンツに投稿した。
このモーメンツは家族を除いて、友人が数人しかないため、家族をブロックすれば、ここはまるで自分の秘密基地であった。
アニメ、マンガ、音楽、映画に関するメッセージや、クラスメードの愚痴や中二病のような発言など、何百件のメッセージがあった。
ところで、先投稿した曲の下に1分以内で、「いいね!」とコメントがあった!
コメントしたのは人のアイコンは『美少女戦士セーラームーン』のセーラームーンで、備考の名前は『昔の同級生』だった。
「ハハハ、君ってやはりずっと仲良し姉妹バンドが好きだね!未来もそうだった。ただ彼らは解散同様、滅多に合体しないわ!」
俺はそれを見て唖然とした。
「まじ!まぁ、民謡を聞くなら他の歌手もいるよ!例えば、ソンドンイェ、マディ、チェンキゼンなど」
しばらくすると、向こうから次の返事をもらった。
「チェンキゼン!?彼女が嫌いじゃなかった?未来で嫌いな理由を聞いたが、教えてくれなかった」
「キライ?ハハ、わかんない。今は嫌じゃない、もう寝るから返事いらん。」
今はキライになった!
俺は心の中で呟いた。
誰かを憎んでいるわけではないが、なぜかイライラした。
美女とチャットするのはとても楽しいことなのに、さらに相手から話題を引出だし、良い流れなのに…
夜中の人はわざとらしい?
忘れて、考えない。
ところで、俺が携帯を置くと、すぐに新しいメッセージが届いたような振動があって、俺はすぐに携帯を取り上げた。
「女の子とチャットするとき、先に話題を終わらせるなんで!?これ絶対直して!」
彼女はモーメンツで返信せず、今回は直接チャットを送ってきた。
しかも、怒った絵文字もあった!
俺はそれを返信せず、ただ彼女側での「相手が入力中…」というステータスの繰り返しを見続けた。
何を言うべきかわからなかった。ただ、音楽が携帯から流れていく。
♪ よく時間が経つにはどうしよもなく
♪ 彼らは将来の心配するな
♪ あっという間に過ぎ去った物語は忘れて
♪人生はいつも退屈で、時には刺激だ...
やはり、
俺は布団を頭の上に被せて、習慣的の防御システムを起動し、携帯が数回振動したが最終的に止まった。
だが、掛け布団の下で、携帯からかすかな光を放ち出した。
「本当に寝ているの?夜更かしじゃないの?今は一番頭が活発的な時間じゃないの?」
「本当に寝てしまったか?転生したばかりだから、君に再会できて本当に嬉しかった。少しやりすぎだったのかなぁ?怖がらないでね!」
「では、また明日!」
「おやすみ、天然」最後のメッセージは二秒間のボイスだった。
俺はそれをクリックし、少女の特徴的な柔らかい声でゆっくりと流れて来た〜
ついに携帯を置き、目を閉じ静かに答えた。
「おやすみ、昔の同級生…」
窓の外の月明かりが、それぞれの思いを抱えた男女の安らかな眠りに寄り添い、物語を語るかのように音楽が続く〜
♪ 昨日の君は、未来が今のようと思った?
♪ 今の君は、今の未来を考えたことがある?
♪ 未来の君、未来の未来を考えられる?
♪ 昨日が過ぎ去ったように
♪ いつか雲があなたに少しの悲しみをもたらすかも
♪ たぶん、あなたは今思い出すでしょう
♪ 多分私はその紅葉のようなもの
♪ 秋のように美しい夢に浮かび
―――
※1)「君を好きなときの心の動きとは」
https://www.youtube.com/watch?v=7RKmNBmXz4o
※2)仲良し姉妹バンドの曲、『昨日の君と現在と未来』
https://www.youtube.com/watch?v=ih-iiTcwm5Q
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