第3話 未来の俺?

俺は自分の席に座っていたが、隣のデスクメイトは温涼ウェンスズミに変わられた。


「俺が大好きな映画は何に?」


「レジェンドオブフォール/果てしなき想い!」


「人生で1本だけ映画をすすめるとしたら、それはこの映画だと言っていた。ちなみに、ブラッドピットは世界で数少ない君をゲイにする男性スターだった」と女の子から即答した。


「じゃ、俺最も好きな歌は?」


「君が聞く曲のジャンルが広く、基本どんなスタイルの曲も聴くげと、ただ、最もお気に入りの曲はやはり五月天のあの『もしも合わなければ』」


 俺は思わず唖然とした!


 これも合っていた!


「この歌は本当にいい歌だよ、歌詞も優れているし」


 その時、すでに笑いが止まらなく机に横になった温涼ウェンスズミは指を揺らしていった。


 「いいえ、それは二の次の理由で、毎回君がこの歌を聞くと、必ず愛せない悲劇のドラマのシーンを想像するから、ハハハ... 本当に中二病だな」


 俺は恥ずかしそうに片手で顔を覆い、「私たち、未来はそんなに仲いいの?」と尋ねた。


「さあ!」


 温涼ウェンスズミは背筋を伸ばし、微笑みながら俺を見て聞いた。


「当たってみて、私たちの未来の関係?」


 出だ!


 女子の曖昧な疑問文!


 俺は足の指をくいしばって、これは何なの?


 これってリア充しか味わえない曖昧な問いじゃないの?


 今、それは俺の身に現れました!


 それってあり?


 いや、ありじゃない!


 でも、タイムスリップや転生の話ならば……それは……


 やはり、ありえない!


 俺はため息をついて答えた。


「まぁ、私達は恋人同士の関係だけはなさそうだなぁ、これくらいわかるさ」


「ビンゴ!正解!」


 温涼ウェンスズミは彼を一瞥し、頭を向け手で顎を支えながら言った。


「でしょう!」


 俺の心にひそかに喜んでいった、がっかりもなく、余計な想像もなく。


 なぜならば、俺の座右の銘とは、『期待もしなければ、がっかりもしない、横並び:仁者無敵!』


「こういうところは、今の君と未来の君と全く区別がないね!」


 温涼ウェンスズミは自分が黒板に残した筆跡をじっと見つめ、何かをそっと呟き、それから傷ついた表情を浮かべて言った。


「なんで、なんで恋愛関係じゃないってことを特に強調したの?私って可愛くないから?」


 案の定、女の子の疑問文には正解がないね!と俺が思った。


 もし、先恋愛関係って言ったら、おそらく俺が考えすぎだと言ってくるでしょう、その後まだ俺をからかわれるに違いない。


俺は結末を予測し、合理的に分析し始めた。


「それは、君は俺のこと好きになるなんてありえないから、俺も自分自身が嫌いになることもあるし、女の子が好きなってくれるわけがない」


 温涼ウェンスズミは唖然とながら俺を見つめ、しばらくして再び微笑んだ。


「君は、将来どんな人になるか知りたい?」


 この話なら、俺の好奇心をかき立てた。


「じゃあ、良いことを選んで言ってよ!」


「占いじゃないし」


温涼ウェンスズミは俺に目を転がしながら言った。


少年はクスクス笑いながら、少女がゆっくりと話始めた。


「私は将来大スター、つまり女優さんになった」


「そして、君は……脚本家だった!」


「私たちは、最初は映画撮影で仲良くなった」


「脚本家!?」


「まぁ、確かに、俺は普段ストーリーが好きで、何かを書くのも好きだからなぁ」


「じゃあ、俺ってどんな感じの脚本家なの?」


「南海十三郎(The Mad Phoenix)!」


 彼女が言ったのはある映画の名前だった。


 それを聞いた俺は唖然とした。


 なぜならばその映画の主人公は才能のある脚本家ですが、環境と性格により、彼を悲劇的な結末に追いやった。


 すると、すぐに先ほど彼女が言った意味がわかった。


 雰囲気が少し静かになったところで、俺は確かめるように思わず聞いた。


「先ほど、最初に言った俺まだ生きているってことは、俺の将来はもしかして…」


 温涼ウェンスズミは頷きながら、少し重い口調で言い始めた。


「そうね、話せば長いけと、君が31歳の時ようやく、脚本家としてお金を稼いた」


「そのとき、自分で映画を投資して監督になりたいと思ったところで、誰かに君の脚本を盗んでしまった。」


「君が何年も努力したことがすべて台無しにされ、すべて失われたとき君は…」

  

 彼女はそこまでしか言えなかったが、俺はそれを聞いてその結末には意外性がなかった。


 所詮俺の性格を考えるとこのような人生の終わりは想像していたよりも良かった。


 すると、俺は笑顔を浮かべて皮肉のようにこう言った。


「俺の性格では今後監督をやるなんで?」


「たとえ、映画の撮影が始まっても現場を抑えられないし、やはり考えすぎだよね〜」


「こういう性格だからお前は、どこいってもいじめられる!」と温涼ウェンスズミはそれを聞いてちょっとカッとした。


 しかし、俺はそれを真剣に受け止めず、逆に「あのさ、私達って将来親しいじゃないの?なんで映画撮影のとき、ヒロインは君じゃないの」?


 彼女の目は暗くなり、俺は話す前にしばらく立ち止まってしまった。


 すると、俺が自分を納得させる理由を見つけたように言い始めた。


「そうそう、俺でさ、あまり人に頼みづらいから」


「君は大スターだし、出演費が高いに決まっているし、俺さ、人への借りは一番苦手だから、ハハハ」


「君って、ずっとそう…」と温涼ウェンスズミは頭を下げ、そっと言葉を発した。


「何か言った?」


「私は言ったのは、君はいつもこうだった!」と彼女は突然立ち上がり、大声で叱った。


「誰も怒らせなかったのに、他の人が怒るのを恐れて、こうやって一言で問題を解決できることなのにモタモタして」


「良い事なのにいつも優柔不断で、いつ頑張れるのか?自分を大事にできないのか?」


 少女の制御不能な感情に直面して、俺は本当に唖然としました。


 これってアニメでよく見ていった責められるシーンで何なの!?


 俺って自分自身を大事にしていない?


 俺は完全のダメオタクだし、自分のコンフォートゾーンで快適に過ごし、誰も邪魔していないのに、なぜそういうことを引き出して批判されるわけ?


「今も言い訳を探している?」


 温涼ウェンスズミはまるで俺の心を透視しているように指差して聞いた。


「よくわかない、だって、君がネタバレした内容が俺には完全未経験だし、それに…今の俺には関係ないし…」俺は頭を下げて用心深く聞いた。


 温涼ウェンスズミの胸は上下に揺れ、明らかに落ち着こうとしていた。


 しかし、俺は首を横振りし、全く彼女と目も合わせなかった。


「私を見て!」


「いい……」


「上を見て、どこを見ているの!?」


「そう、ここ!」


 彼女は胸の上で手を組みながら、「今日から変えなきゃ!今の怠惰で弱気の君を捨て、未来の悲劇を回避しよう」と言い切った!


 はあ!?


 これって何に?何の展開なの?


 彼が頭をかきながら頷いた。


「いいや、俺…今も結構いい感じだけと…」


「君がそう思いじゃなく、私がそう思うの、今の君は完全にダメだ。今も将来もどちらにしでも全然ダメ! ダメ!!」


「どこか?」


 彼女は目を細めながら、「私の胸をチラ見して、それを白状する勇気もないくせに」!


 はぁ!!!


 まじ?


 二周目した人って観察能力はこんなに優れているの?


 こっそりしたのに見つかるの? !


「君の目は常に上下に動いているし、まるで二つのピンポン玉が跳ねっているようだし、今すぐ鏡を見せたいぐらいだ。」温涼ウェンスズミは冷たく鼻を鳴らして言った。


 何!?転生者って心が読めるの!!


 しかも、このたとえって変じゃない?


「俺…にちょっと考えさせて…」


「ダメ!今日の後、明日はまた平和な日になると思っているでしょう?」


 これも知っている!?


 俺はこれ以上の驚きがないほどびっくりした。


 そして、温涼ウェンスズミはクールな口調でゆっくりと言い始めた。


「天然、君を助けたい、傷つけることがない。」


「それにしでも…今じゃないでしょう?」


「今だ!」


「はぁ!?」


「まず、今までやったことがないことから先にやろう。では、初めの夜自習をサボろう!」


話が終わった途端に、温涼ウェンスズミは突然俺の手を握り急いで教室を出ました。


 知らず知らずのうちに二人は結構おしゃべりをしていった。


 途中で夜自習に来った数多くの生徒たちに会ってしまった。


 彼女は学校で非常に有名美少女だったので、二人を見た誰もが驚いた顔をしました。


 そして、彼女も意図的か意図的でないか、キャンバスで何回か回り道をしたように見え、より多くの人がこの二人の手を繋いたことを目撃した。


 特にクラスメートで隣席に座っている葉佳林ハ カリンは、友達と笑いながらおしゃべりしたところで、温涼ウェンスズミがなぜか立ち止まって彼女に挨拶までした?


「やあ、佳林カリンちゃん、お久しぶり!」


スズミちゃん、戻ってきたの?君と…彼…天然くん?」彼女は二人が握っている手を何ともチラ見しながら尋ねた。


「ああ、天然と食事するから夜自習さぼるね。じゃあ、まだ今度、好きよ!」


 すると、温涼ウェンスズミが彼女に投げキスをし、正々堂々で俺と階段から降り去った。


 同時に、葉佳林ハ カリンなど、他にいるクラスメートらの目にうわさ話の火がつき始めた!


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