第3話 2023年4月13日

 1日が長い。朝が来るのも鬱陶しいし夜もまた長すぎる。昨日と今日の区別もつかない。一体何が起きている?

 花粉が飛んでいそうな気がするので外に出る気はないが、屋久杉のような大きな樹を見てみたいと思う。ああいう大きな樹は前世紀と今世紀の区別もついていないような気がする。どんな気分で地面から生えているのかちょっと想像もできない。楽しくってしょうがない、って気分で光合成しているわけでもなさそうだけれど。

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