「博士、だから煙草を車内で吸わないでくださいよ。受動喫煙って言葉知ってます？」

「別にいいでしょ。あなた、助手の分際でなぜ私に生意気なの？」

「大丈夫ですよ博士。助手さんももう煙草で汚れた肺ですから」

「あなたはぜんぜん大丈夫じゃなさそうね。刺された傷は大丈夫？」

「刺さった位置が対して危険じゃなかったのと、すぐに倒して処置できたので大丈夫たと思います」

「たく、助手が窓越しにでも打てたら良かったのに」

「そんな事言わないでくださいよ。というか、なんでみんな俺の事、助手って呼ぶんですか？名前覚えてますよね？！」

「名前……？」

「博士だけじゃなくハルさんまでも……。まじで辞めたい」

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