番外編 その2
ー三時限目 社会地理ー
裕太「地理、苦手なんだよなぁ〜クッソだりぃー。」
A君「あの先生、ボソボソ
B君「授業、
翔吾(すやぁ…)
キーンコーンカーンコーン
ガラガラガラ…
教室のドアを開け、先生が入ってくる。
「きりーつ!れい!ちゃくせき!」
先生「えー…(ボソボソ)本日はー(ボソボソ)コーヒーの原産国について(ボソボソ)…。」
翔吾(ピクッ!)
先生「えー…(ボソボソ)それでー(ボソボソ)どんな産地か〜(ボソボソ)わかるかな?」
ガタッ!翔吾はいきなり立ち上がった!
翔吾「はい!先生!」
「コーヒーは生育期には
先生「……。」
裕太「すげぇ。」
翔吾「ちなみに… 標高は500mから2500mの山や高地が栽培に適していて、標高が高ければ高いほどコーヒー豆は高級になると言われてます。」
先生「……。」
翔吾「それと日本でもコーヒー栽培は行われていて…」
先生「ふ、ふ、藤川君。もういいよ。」
翔吾「まだまだ限られてますが…」
先生「あの、誰か(ボソボソ)藤川君を止めて。」
翔吾「東京都の小笠原諸島では…」
先生「久野君、(ボソボソ)藤川君を止めてくれるかな。」
裕太「いや、先生。もうこの状態になると、誰も翔吾を止められないっすよ。」
翔吾「世界三大コーヒーとは…」
先生「コーヒーの授業は(ボソボソ)今日でおしまい!」
そして…先生は教室を静かに去って行った。
裕太「翔吾、もういいぞ!翔吾!」
翔吾「ハッ!…あれ?先生は?」
裕太「消えた。」
翔吾「え、もっと語ることがあったのに。」
裕太「お陰で授業が半分になった。」
翔吾「じゃあ、今日は僕が代わりにコーヒベルトについて、皆んなに説明するよ。」
裕太「いやいや、もう、みんなバッチリだから大丈夫だ!」
翔吾「それなら良かった!」
翔吾にコーヒーを語らせる会話をしてはいけない…by裕太
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