星物語💫

第1話

星の世界では、

今日も皆忙しい

生まれた時に離ればなれになってしまった

ソウルの片割れを探してるの

ツインソウルよ

「一体、いつになったら逢えるのかしら？」

「本当に僕の片割れいるのかな？もしかして、まだ此処には、来ていないのかも」

「もう、探すの面倒だから、探してくれるのを待っていようかな」

どうして、探しているのかって？

それはね、

此処で巡り逢えた時には

２人がひとつになって

永遠に輝く本物の星になれるからよ

ほら、見て！！

あそこの２人は、出逢えたみたいね

「コウちゃん？」

「そうだよ、リサでしょ？」

「うん、やっと逢えたね」

「あぁ、やっとね」

そして、2人はで強く固く抱き合った

2人の想いは、まるで灼熱の太陽のように

熱かった

すると２人の中に青白い炎がポカリと現れて

２人を包み込むように燃え出した

やがて、リサはコウの腕の中で

うっとりと眼を閉じると

ラムネのようにとけ出して、コウと１つになった。

そのまま青白い炎は 燃えつづけた───

暫くすると、今度はその中から

キラキラと輝きだして

光を辺り一面に放った

真っ暗な闇に打ちあげられた花火のように

それから、静かに─────

美しい永遠の星となり、煌めきつづけた

星になるのは

誰もがなれるわけでは、ないのよ

片割れをみつけるのは

本当に大変なことなの

そう、それは奇跡のようなもの

でも、みんなは星になることに憧れて

片割れをさがしつづけているの

それが、この世界での夢だから

今も、これからもね────

逢えるといいわね、祈ってるわ

それが星の世界を見守る私の願いなの