第2話
姉から聞かされたすみれさんの訳あり事情
気が強すぎてブリーダーさんの元に3回出戻り
ワガママで超頑固
すでに5ヶ月を過ぎているので家族に懐くか分からない
もうすでに自分は「すみれ」だと認識している
これらの事情によりブリーダーさんはもう自分の所で飼おうかと思っていたそうです。
しかしそこで現れたのが我が家です。ブリーダーさんは姉に散々すみれさんの欠点を告げましたが、
姉は「ウチで引き取りたい」と言ったそうです。
なぜなら母が「どうしてもパグを飼いたい!」と言って聞かなかったから…。しかも母の初めてのワガママだったからです。
ちょっとした訳アリなすみれさん
出戻りするぐらい飼いにくいのかと思ったら…
初対面で腹出して撫でてアピール!
しっぽ全開でフリフリして大好きアピール
聞いた訳アリ事情とは違うんですけど⁉︎
確かに自分の事を「すみれ」だと認識してたので新しい名前には反応しなかったのでそのまま名前は
「すみれ」になりましたが、気が強い訳でもなく
秒で我が家に馴染み構ってアピールしまくる。
後で聞いたのですが3回出戻った理由は先住犬がいたからだそうです。
そしてブリーダーさんの娘さんが仮の名前として
生まれた子犬に全部名前を付けちゃってたらしい。
そりゃ自分を「すみれ」だと思うよね…
しかも仮の名前が「綾小路すみれ」って呼んでたらしい。すみれさんの兄妹は「西園寺」やら「五条院」などと少々クセのある苗字が付けられていたとの事。
そんなすみれさんは我が家では一人っ子の可愛い姫様になりました。
先住犬もいない自分だけを可愛がってくれる私達。
本当に秒で我が家の姫になりました。
しかも母の溺愛ぶりが凄かった。
ゆる〜い母の職場にも連れて行き、家でも付きっきりなので母とは24時間いつでもどこでも一緒。寝るのも一緒。
そうなりゃママっ子になりますわ。
すみれさんのママっ子も凄まじかった。
ちなみに我が家では「すみれ」と呼ばれてましたが、近所の方々や母の職場などでは「すみれさん」か「すみれちゃん」と呼ばれてました。
誰も「すみれ」とは呼ばない。
すみれさんも呼び捨てには反応しない。
確かに家族にしか懐きませんでした。
そんなすみれさんですが、数々の武勇伝があります
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