異世界転生

アルゴは起きると豪華なベットにいた。

「俺はアルゴ。前世は復讐のあと自殺した。

そしてここ、アルデルタ伯爵系の長男として産まれた。」

彼は起きたあと部屋にある鏡をみた。

「なるほど、確かにこれは変わってるな。てか、変わりすぎじゃね?」

鏡には銀髪で目が青色の美少年がいた。

「この世界は確か魔法があった。確か自分のことは『魔法の窓』と呼ばれるもので見れたよな?確かこうだっけ?」

アルゴは右手を縦に動かすと近未来的な画面がてできた。レベル16の男でパラメータは魔力とスピードが高く、他はいかにも平均値だった。

「案外優秀だ、しかし、この世界の魔法に関してはもう熟知してある。」

それはアルゴが13歳で見つけたある本が関わっていた。それは屋敷の外の森にある古びた家の本である。

その本には魔法は発音によって脳を活性化させ魔力を操る。そして魔力には2つの種類がある。仮にxとyと呼ぼう。魔力は基本的には空気と同じようにそこら辺に飛んでおり、それを体内に自然に溜められる量をパラメータの魔力となっている。そしてその2つの魔力の配合によりできる魔法は変わる。そして脳を活性化させる必要はある程度抵抗のある人には意味がない。

アルゴは生まれつき頭は良かったので耐性はあった。

「おし、とりあえず記憶が戻った今ならあの本のことができるはずだ。」

今までは家庭教師として魔法使いが来ていたが基本的な魔力の発音しか教わらずなんとなくやったが、前世の記憶が蘇り更に脳が活性化した今なら更にできるようになるとアルゴは考えた。

アルゴは庭にでて何もない方向を向いた。

あたりには何もなく綺麗な原っぱが広がっていた。

「確か火魔法がこうで爆破魔法がこの配合だから、、、これだ!!」

アルゴはその魔法ができると右手をさらに上げてその魔法を放った。

すると空中で巨大な爆発が起きた。

「まじかよ、、、魔法すごすぎだろ。」

アルゴはその魔法を見たあと腰を抜かし地面に落ちた。

「だが、これでも魔王は倒せない。確かあの山の傷は魔王の攻撃のあとだからな。」

アルゴはそう言って岩肌に3本の爪で裂かれたような山肌を見ていた。

一見これはただの昔話のようだが、13年前本当に魔王が来てこの傷をつけて帰った。

魔王の国からかなり離れているこの町に来たのだ。それだけで魔王の強さは分かる。

「ただ約束は守らないとな。」

そう言ってアルゴは屋敷に戻った。

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