この世界は偽りなのか?

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エピローグ

とある街に妹と二人で住む少年がいた。

彼は生まれつき頭が良く運動が得意であった。しかし、彼は1年前に両親を亡くし、

頼る親戚もいなかった。

そして今日とある事件が起きる。

彼の妹が殺された。

妹を殺したのは誰なのかそれは彼自身がわかっていた。

それは妹のストーカーだ。去年の中学生2年生になった妹を気に入り声をかけてきた男。

その男はただのストーカーならいいのだが

警察幹部の息子だったのだ。

彼は激怒した。

妹は彼を困らせないために私立高校の特待生になるために必死に勉強していたのに。

彼にはもう復讐の道しか残っていなかった。

そして彼は復讐のために全てを捨てた。

まず、隠蔽された妹の死に方について考えた。

妹は殺されたことしか分かっていなかったが、犯行現場にもう一度行ってみるとラブホテルのカードが落ちていた。

そのラブホテルに行くと近くに妹のバックについていたお守りがあった。

彼が管理人に無理矢理で頼み監視カメラを

見るとストーカーが袋を持って入って行った。

このホテルは基本的に無人であった。

そして帰りにはその袋を持って帰るストーカが見えた。

そしてストーカーが持っていたものは

妹のバックだった。

これでストーカーが犯人だと決まった。

頭のいい彼ならここでこの証拠を警察に渡したと思うがもう遅い。

彼の心は復讐という言葉だけで埋め尽くされていたのだ。

そして彼はストーカーの男の通う仕事先の近くの繁華街の路地に隠れた。

その日はその男が会社の飲み会であると知っていた彼は彼が一人となった瞬間にその男を

路地に引っ張り手に持っていたナイフで刺した。

刺し始めてからすぐに男は息をしなくなった。

そして彼は復讐が終わると自分の首をナイフで切りつけた。

これがその世界での彼の人生である。


「あなたは死にました。」

彼の目の前には玉座のような椅子に座り、

とてもスタイルが良いが儚さを感じる顔の女がいた。

「私はこの世界の裁きの女神です。」

そう女が話すと

「俺の裁きはどうなるのでしょうか?」

と彼が言った。

「あなたは妹を殺された復讐に殺した男を殺しました。間違いなく地獄行きです。」

「ですよね。復讐をしようとした時から心に決めてありました。」

彼は女の話を聞き終わったと思いその場を離れようとした時。

「ですが、あなたに救済を与えましょう。

とある世界の魔王を倒してその世界を救ってください。」

彼は足を止めた。

「そんな異世界に転生しただけで救われるんなら他のひとにたのんでください。」

「その世界ならあなたの妹と一緒にいられます。」

彼は急いで女神の元へ行った。

「どうしてですか?」

彼は息を切らしながらも大きな声で言った。

「転生特典です。他にあと一つだけつけられますがどうしますか?」

「ちなみにその世界はファンタジー系の世界ですか?」

女神は少し笑い

「はい、ついでに転生するのは赤ん坊の頃からで18歳であなたは前世の記憶を取り戻し、

妹は15歳で取り戻します。なので容姿も随分変わりますが大丈夫ですか?」

「大丈夫です。あともう一つの願いを決めました。」

彼はにこやか言う。

「兄妹のどちらかがピンチの時に必ずもう片方が助けられる能力が欲しいです。」

それは彼が本当に欲しかった能力だった。

「わかりました。それでは妹をここに呼びます。」

そうして女神が空を仰ぐと上から女の子が降りてきた。

そうして彼と妹が死後の世界で再開できたのだ。

そうして彼は妹に訳を話した。

そして妹はそれを受け入れて彼に着いてくることを決めた。

「あなたの名前は今日からアルゴ。そして妹の名前はリーシャとします。二人とも頑張ってください。」

こうして二人の異世界の冒険が始まった。


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