六の三

タイガー「基本的にバッターは人間のみで人間がランナーで出たらロボットを代走にして下さい…三角ベースの要領で…」


闘「何だよ、それ!」


然「でも、それではタイガーさんの方が大変なのでは?」


タイガー「ヒットを次々打てればね。三球三振みたいな事が続けばそんなに変わらないはずだ」


タイガーは、一呼吸置いて言った。


審判「プレイボール!」


なぜかバッターボックスの後ろにさっきまで居なかった審判がすでに居り、タイガーチームのロボットも守備位置に散っていた。


然「とりあえず、『A』のロボットにキャッチャーをやらせるやり方は分かりました。後は、闘がこのロボットに得意の速球を投げ込んで下さい。」


然は、一呼吸置いて更に続けた。


然「それから、私はファーストをやらせてもらいます。他のポジションは『B』から順番に、セカンド、サード、ショート、レフト、センター、最後の『G』がライトにセットしてみました。調子が悪ければ適宜替えて行きましょう」


闘「良し!じゃあ 然の言う通り、それでやってみようぜ!!」


いよいよ試合が始まった。


1回表 闘・然チーム(TZ)の攻撃

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