六の二
タイガー「どうせ、ゾディアックの名前など殆ど偽名なのですから。
それに、この小説も第三階層の戦いまでは、ギャグ漫画のようなテイで行く、と作者も言ってたらしいですし…」
闘「何で悪役のお前が作者の事情にそんなに詳しいんだよ!」
タイガー「まぁ、そんな事はどうでも宜しい。そちらも薄々感じていると思いますが、ここでの対決は草野球対決だ!」
闘「やっぱり!」
タイガー「しかし、試合をするにはお互い人数が足りない。
そこでここにあるロボットをこちらは八体、そちらは七体使う事で数合わせとする。
ロボットの操作方法は、マニュアルの通りだ。そして、私のロボットは、『イ』~『チ』で、そちらは『A』~『G』のロボットだ。
まぁ、試合が進むうちに操作の仕方も慣れてくるだろう。何事も慣れだよ、慣れ!」
闘「分かったよ。とにかく、やって見りゃ分かるって事だろ。ところで、どっちが先攻だ?」
タイガー「そちらに先に打たせてあげましょう。」
闘「分かった。こっちが先攻だな」
然「闘、ところで、打順はどうしましょう?」
闘「そうだなぁ?」
タイガー「忘れていました!」
突然、タイガーが俺たちに向かって叫んだ。
闘「何だよ」
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