第2話 そして中学生
四月から中学校に通い始めた
中学校では小学校から仲の良かった
そこへ現れたのが
翔太は優しい性格で麗美と仲良くしていたが、それを気にする女子たちは、彼女の強引さに少々うんざりしていた。
そんな彼女が気に入らないのは翔太が気軽に彩音と春香に話しかけることだった。あるとき、彩音と春香は
「なんで翔太君は、あなたたちに話しかけてくるの?」
と質問された。余計なお世話である。
「なんでって、用があるからじゃないの?」
というと、
「ふーん」
と不機嫌そうに言う。
「私たち小学校から一緒だったから、話しやすいんじゃないかな」
と春香がフォローになっているかどうか怪しいリカバーをする。
すると
「私、翔太君のこと好きだから」
という。
彩音は『なんで私たちに宣言するの?』と思ったが、喧嘩になるのも嫌だから、
「美男美女でお似合いね」
というと
「そうね」
と言って去って行った。彩音は翔太のことを友達としか思ってなかったので、
「春香、大丈夫?」
「なにが?」
「春香、翔太君のこと好きだったんじゃない?」
「ちょっとね。でも、それほどでもないし」
「そう、ならいいけど」
結局、
春香もそのことを聞いたようで機嫌がいい。
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