第128話 船内探索が・・・

「さて、みんな乗って。」

俺は自慢げに見せる船は『サンフラワーくれない』である。

「大きいです。」

「私達四人でこの船に乗るんですか?」

「宿泊出来る船に小さい物が無かったからね、大きい船なのは仕方ないと思ってよ。

それより中にどうぞ。」

俺は意気揚々とみんなを連れて乗船する。


「広いし、綺麗・・・」

「この船なら600人ぐらい一気に移動できるから何隻か運用すれば軍を送る事も出来ると思うんだ。」

「ゴウさん、探索していても良いですか?」

アヤカは少しソワソワした様子で訪ねてくる。


「そうだね、俺も色々みてみたいし、散歩がてら見に行こうか、みんなはどうする?」

「私達も行きますよ。」

俺達は客室から見ていき部屋に荷物を置いたあと船内を回る。


「大浴場もあるんですね。」

「海を見ながら風呂に入れるのはいいね。」

「お兄ちゃんお風呂好きだもんね。」

「それなら一緒に入りますか?」

ミユキは名案かのように呟く。


「ちょ、ミユキさん、何を言ってるんです!」 「だって、ゴウさん一人で入るなんて寂しいでしょ?

折角ですからみんなで入りましょう。」

「ミユキさん、それはいい考えですね。」

「お兄ちゃんと一緒にお風呂か、ひさしぶりだな〜」

何故か女性三人とも乗り気な感じになっている。


「持ちなさい!俺は何も言って無い。」

「お兄ちゃん、もしかして恥ずかしいの?」

「俺じゃなくて三人が恥ずかしいだろ?」


「私はその一度覚悟を決めましたし・・・」

「私はゴウさんになら見られても大丈夫だよ。」

「私も何年か前までお風呂に入れてもらってたし、今更だよね?」

三人が三人とも大丈夫だと伝えてくる・・・


「ま、まちなさい、ミユキさんもアヤカちゃんも落ち着いてね。

カスミももう大きくなったんだから一緒に入らないって前に言っただろ。」

「前にって、それお兄ちゃんがお父さんにからかわれたからじゃない、私は別に一緒に入るのは嫌じゃ無いし、ひさしぶりに背中洗ってあげるね。」

カスミは俺の腕に逃さないようにしっかりと抱きつく。

そして、反対側の腕はミユキに腕を組まれる。


「二人共いいなぁ・・・」

「ふふ、アヤカちゃんはゴウさんの服を脱がすって大事なお役目がありますからね。

さあお風呂に行きましょう。」

俺はカスミとミユキに連行されるまま、女湯の脱衣場へ連れて行かれる。


「はい、ゴウさん脱いでもらいますね。」

アヤカは約得とばかりにニコニコ笑いながら俺の前に立っている。

「アヤカちゃん、まずは話し合おう。」

「大丈夫ですよ、お話は三人で済んでます。」

「そこに俺がいないと思うんだけど・・・」

「大丈夫ですよ、ちょっとお風呂に入るだけですから・・・

でも、ゴウさんが望むのなら、その先も・・・」

「アヤカちゃん!!何を言ってるの!

そんな事はしないからね!」

「むぅ、それは私に魅力が無いってことですか?

たしかにまだ子供ですけど、これでも可愛いって自信はあるんですよ。」

「可愛いのは認めるよ!だからこんな事をする必要は無いって!」

「大丈夫ですよ、ゴウさんが望まなかったらお風呂に入るだけですから。

さて、じゃあ脱がせますからね〜」

アヤカは楽しそうに俺の服を剥ぎ取っていくのだった・・・

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