第25話 夜這い

部屋を用意されたミユキとアヤカは一度部屋に入った後で、アヤカ部屋をミユキは訪ねていた。

「ミユキさんどうしたんですか?」

「アヤカちゃんもあそこにいたからこの後何をするかは知ってるんだよね?」

「・・・裸でおじさんの接待をするんだよね?」

アヤカは少し恥ずかしそうに言う。

「アヤカちゃんがしなくていいように私がゴウさんに話してくるから。」

「えっ?」

「男の人はすることをしたら満足するって聞いたことあるわ、私がゴウさんを説得するからアヤカちゃんは安心して待ってて。」

「うーん、私は別におじさんでもかまわないのだけど・・・」

「アヤカちゃん!貴女はまだ子供なのよ、そんな事をしちゃだめ!」

ミユキはアヤカに被害がいかないように我が身を犠牲にするつもりだった。


その夜、俺が寝ようとしている所、扉がノックされる。

「うん?誰?」

「私です、ミユキです・・・」

「どうしたの?何かあった?」

俺は一先ず扉を開けるとそこにはセクシーな寝巻きを着たミユキが立っていた。

「ミユキさん?どうしたんですか?」

「女の子に言わせるつもりですか?」

「へっ?そ、それよりそんな姿をアヤカちゃんに見せる訳にはいかないね、とりあえず中に入って。」

俺はミユキを部屋に案内する。


「とりあえずお茶でも淹れるから話を聞かせて・・・」

俺が振り返ると寝巻きを脱ぎ下着姿になっていたミユキの姿があった。

「ミユキさん、なにを!」

「お願いします、私達を買った理由はわかっています、でもアヤカちゃんは許してあげてください、その分私が精一杯ご奉仕しますから。」ミユキちゃんはごかいっ・・・」

俺の言葉を遮るようにミユキは俺に抱きつきキスをしてくる。


「お願いします、アヤカちゃんに手を出さないって約束してください、あの子はまだ小学校に通うような歳なんですよ、ゴウさんに理性があるならどうかお願いします。」

「手は出さないって、なんでアヤカちゃんに手を出すなんて話になるの!」

「ありがとうございます、その分私が・・・」

ミユキは恥ずかしそうにしながらも俺の愛刀に手を伸ばす。

急な状況とはいえ、美少女のミユキの下着姿を見たあとに抱きつかれキスをされれば戦闘態勢にもなってしまう。


「大きい・・・これがわたしに・・・」

ミユキの喉からゴクリとツバを飲む音が聞こえる。


「まちなさい、ミユキさん、君は誤解をしているよ。」

ミユキの動きが止まった事により俺が話すタイミングを得ることに成功する。


「・・・ごかい?」

ミユキの手は俺の愛刀に添えられたまま、いや微妙に動きがあって元気さを増していく。

「そう、誤解!俺は君達に手を出すつもりは無いから。」

「でも、私達を買ったのはそういう事もふまえてですよね・・・

そうじゃないと同じ日本人とはいえ私達を助けてくれる理由なんてありませんし。」

「いやいや、同じ日本人が困っていたら手を差し伸べるぐらいするって・・・

だからまずは手を止めてくれるかな?」

いつの間にか抜き身にされた愛刀を擦る手は止まっていない。

ご無沙汰とはいえ、理性だけじゃ止めきれない程にミユキのような清楚な美少女が奉仕してくれる姿に俺は少なからず興奮していた。


「でも、男の人は女の子にしたくてしょうがないって・・・」

「ちょ、うまいすぎ・・・

じゃない、理性があるからね、したくてもしないぐらいはするから!」

「じゃあアヤカちゃんにはしないでくれるんですね。」

「しないから、そもそも対象にも見てないよ!

それにミ・・・うっ!」

「良かった・・・なら私が満足させてあげます。」

ミユキの口に吸い込まれるように愛刀がしまわれる。


ミユキに誤解がとける前に俺の俺が力尽きた事は事故だと思ってほしい・・・

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