日日是好日
「父さんな、小説投稿サイトでランクインする方法を売って食っていこうと思うんだ」
「……ああ、そういえば、100位内にランクインしてたって言ってたね。で、一応聞いてあげるけど、どういう方法?」
後輩ちゃん達にスルーされたネタを拾ってくれる桜は優しい。
「一応、初投稿から49日でランクインという実績に裏打ちされた方法」
「確かに、
俺の実体験からなので、たぶん間違ってはいないかも知れない。
「まず、一ヶ月間毎日投稿をします」
「うっわ、ガチ正論過ぎて反論できないのがムカつく。そもそも、0から始めた初心者がそれだけ投稿する時点でおかしい」
あ、
「結局、そろそろ二ヶ月経つのに、いまだに毎日投稿してるんでしょ?
書けない書けない言いながらも書き続けるのって何でなの」
言われてみると何で書いてるのか自分でも意味不明だ。
「連続ログインボーナスがあるとやめられないソシャゲみたいな感じ?
まあ、連続ログインボーナスの仕組みはクソだと思うけど」
あれは一度途切れるとアプリを起動する気も失せる悪しき仕様だと思う。
「まぁ、毎日投稿してればそのうちランクインもするかもね」
「実際のところ、PV数殆どなかったのにランクインして驚いてる。
もっと入りにくいものだと思ってた。というか、何で入ったのかわからん」
「いや、分からないんじゃ、ランクインする方法売れないでしょ」
その期間の★やフォロー数が関係すると言われてるが、PV数なくてもランクインできると知れたのは大きいので、皆頑張ってほしい。
「で、このままランクインを維持できるように投稿続けるわけ?」
そう聞かれるが、そもそも、俺はヨミ専なのだ。
「少しは書く気が出てはきたけど、スタンスとしてはソシャゲの無課金エンジョイ勢だしな……」
元々、ランクインを目指してない。
「その全方位に喧嘩を売りそうな例えはやめろ。
そして、やってることはソシャゲ廃人並みの毎日投稿なのもどうかと思うが?」
あきれた口調でやれやれとジェスチャーをされた。
「いやいや、無課金勢ほどスタミナ管理に気を使って毎日ログインをかかさないんだぞ。
小説投稿も何もしないと1日に1エピソードずつ
「ソウカタイヘンナンダナー」
いつもの定位置で読書を始めた桜はまともに取り合うのをやめたようだ。
しかたがないので、俺も今日の分のストックを用意するべく書き始めた。
―― 解説 ――
SFジャンルで、下記小説が突然週間ランキングの90位に入ったことによるネタです。
【VTuber】猫乃わん太 through Unmemory World Online【ぬいぐるみ系】
https://kakuyomu.jp/works/16817330655904031709
ランクイン時点では、★や❤、フォロー数は全部、1桁か2桁なりたてぐらいでした。
PV数がなくても★やフォロー数で浮上することがある一例にはなっているかと思います。
ランクインしたことにより、★とかフォローがその日は増えた(当社比)のでやっぱりランクインの効果は大きいと感じます。
また、そのおかげか、翌日は65位に更にランクが上昇していました。
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