第50話 那覇ダンジョン奪還作戦④
「あの、すみません。貴方が【
なんだが緊張して変な話し方になってしまった。これじゃまるで彼女のファンみたいだ。
俺の声に反応し、彼女はこちらを振り向く。
「貴方は…さっきヘルワームと戦ってた人!それに眠り草を食べて倒れてた事もありましたよね!あの時から短い期間でヘルワームを倒せるようになるなんて…すっごい成長速度ですね。」
「いや、あれは偶然で…それより、二度も助けて頂きありがとうございました。」
「いいんですよ。困った時は助け合わないと。それより、私からお願いしたい事があるんですけど…奪還作戦に協力して貰えませんか!」
「そんな…元々協力するつもりでしたし、頭を上げて下さい。」
「ありがとうございます!ヘルワームを倒せる人が加わってくれるなら心強いです。」
なんだか変に過大評価されてしまってるな。ヘルワームを倒せたのは偶々だってのに…
「私は
ダンジョンは全部で10階層あるとされている。というより、探索者の歴代最高到達階層が10階層までであり、それ以上先があるのかないのかはわかっていない。
俺と同い年で7階層に到達しているとは…天才ってやつか。
「
俺程度の実力では雑魚狩りしか出来ないだろうが出来る限りの事はしよう。
「2階層なんて冗談ばっかり。ヘルワームは他県のダンジョンだと4階層のボスクラスだよ。貴方は少なくとも5階層相当の実力を持ってる。いくらステータスを話すのがタブーだからってこの状況で階層数まで隠すのは良くないなぁ。ていうか同い年だからタメ口使うね〜。」
年齢が同じとわかった途端、ラフな話し方になる、
それはまあいいんだけど…ヘルワームが4階層のボスクラスだと?俺がそんな魔獣を倒せるわけがない。もし彼女の話が本当なら、俺のステータスはどうなってるんだ?
榊草介
レベル:11→38
スキルポイント:5→140
装備:【黒紫の鎧(半壊)】【霧雨】
攻撃力:44→376+100=476
耐久力:26→108+14=122
敏捷力:61→502+25=527
魔力 :20→90
●スキル
【炎耐性Ⅹ】【氷耐性Ⅲ】【麻痺耐性Ⅹ】
【毒耐性Ⅹ】【睡眠耐性Ⅰ】【幻覚耐性Ⅰ】
【感知】【隠密】【鑑定】【錬成】【統合】
【
【絶対貫通】【
27もレベルアップしてる。
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