6.愛の鞭をっ!
男女おおよそ一生の問題を
十六歳の六女、
そんな
お相手の
「お、おお、お師匠さま! これからも、その、よ、よろしくお願い致します!」
「おう。おまえが嫁ってのも、なんか妙な感じだが……まあ、良い機会だ。ちょっとは、おとなしくなってくれよ?」
「はいっ! 武の道も、ますます精進を致しますっ!」
「いや、だからな……」
「も、もも、もちろん! 夜の道も精進いた、致しますれば、
「でっけぇ声でなに言ってやがるっ! そういうところだぞ、暴走娘っ!」
さすがに、この
いいかげん、あちこち騒がしくなってきた大広間で、続く十六歳の七女、
「まあ、
「ぼくのお嫁さんは、
実際、女装で正体を隠して、一族の
「では、私と
「まず、鼻血をふきましょうか。それから、いろいろおかしいので、ゆっくり話し合いましょうね」
「筆が
ちなみに
残る八女の、十五歳の
「いや、これは、参りましたな」
「そんなことない……大きい人、好き」
「……抱っこ、して」
ことさら、幼なげな態度で甘える
「かしこまりました、我が姫さま」
この
七人の姉たちも、ほころぶような笑顔で、
「お姉さまたちが、みんな下にいる……ふふ……私が、一番……!」
間髪入れず、沸点の低い
「ちょ、ちょっと、なに言ってんのよ! それなら、あたしだって! ほら
「お師匠さま! 上に、乗せてください!
「「よさねえかっ!!」」
「おー! それじゃあ、私たちが……」
「もちろん、駄目だぞ」
こうして八本の
最後に残った
長女の配慮で妹たちに選択の機会を
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