第5話 楽しい時間

最悪だ...ブラを強制的に着けられて...屈辱的過ぎる...。


「ちょっと涙目で可愛いっ」

「可愛いじゃないんだが...」


だが着けた事によっての重さ軽減は確かにある、楽にはなった。

歩き回っていたから忘れていたがトイレに行きたい、尿意が...。


「トイレに...」

「え?トイレ〜?なら」


ゆっくりと案内されてトイレに着いたが女子トイレが並んでいる...漏れそうなんだが...。

男子トイレに入りたいと自然と足が向かっていたが。


「ダメよ〜もう女の子何だからぁ」

「おい!?」


こっちはもうギリギリ限界の状態何だぞ!。


「やばい...」


涙目が出そうだ...大の大人が漏らすだなんて...。


「可愛い...」


凛道の顔がだんだん笑顔になっていく...何でこんな時に。


「あっ...」


■■■■■


「グスン...」

「はぁ...いい...」


パシャパシャ聞こえるが、それより最悪だ漏らしたからパンツが買った女物しかなくて履かせられた上に羞恥が...。


「泣いてる碧海ちゃん可愛いよ...ハァハァ」

「やばいすぎる...」


わざとゆっくりトイレまで向かったんじゃないだろうか?だとしたら本当に変態だ。


「何でこんな事に...」

「また泣きそうな碧海ちゃん可愛い!」

「もうやだ...」


その後途中で買い物を切り上げて帰るのだった。


「疲れた...」

「私は元気いっぱいよ〜」


凛道の顔がつやつやしている、本当にやばすぎる、俺にとっては最悪の時間だったが凛道にとっては最高の時間だったかもしれない。


「しかし女ってトイレ我慢出来ないんだな」

「それはそうよ、尿道の長さも向きも違うもの」

「それはそうと写真撮ったの消してくれ」

「え〜撮って無いわよ〜?」

「絶対撮っただろ」

「気のせいだってばぁ」


コウ...何でこんなのを俺に会わせたんだ...今からチェンジしてくれ無いだろうか。


「はぁ...次は可愛いお洋服着せてお出かけさせたいわね...」

「絶対に着ない!」

「先っぽだけで良いから〜」

「しないって!」


俺の精神がどんどん疲れている...クソ、次は俺が泣き顔にしてやる!。


「顔膨らませちゃって可愛い〜」

「顔に出てたのか!?」

「自覚してないの?本当に可愛いわね!」


表示に昔から出やすかったから今は相性が悪すぎる...。


「女の子のお洋服のお店では恥ずかしがって私から離れなかった訳だもんね〜本当に可愛い」

「そりゃ男のオレが1人で居たらおかしいから!」

「え〜まだ自分が男だと思ってるの〜?」

「当たり前だろ!」

「でも女の子の下着着けてるじゃない〜」

「くっ!」


何も返せない...どうしてこうなった...。


「本当にいい顔ね〜じゃあそろそろ帰るわね〜」


お昼ご飯も食べずに買い物をして帰って来たらもう夕方か、あっという間だな。


「じゃあ気をつけるのよ〜」

「もう二度と来るな!」

「もう〜そんなとこも可愛い〜」


そんなこんなで長くて短い凛道との初めての1日を終えたのだった。


「冷蔵庫にあるもの見て食べて歯磨きして寝るか」

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