第2話うぅぁぁぁぁぁー

 そのへんで語るのは置いといて

自己紹介といこうか俺は日都秋月(にっとしゅうげつ)今は中2の夏休み前別れてからまだ一ヶ月ちょっとしか立ってないなので思い出すと幼児化して脳内がパンクするので絶賛読書しまくってるところだ。

 だが…なんで!!元カノのゆみは新しい彼氏を作ってるんだぁぁ…くそ俺が馬鹿みてぇじゃねぇかしかも何なん?給食の班が一緒とか殺しに来てるでしょ

しかも向こうも向こうで完全無視を決め込んでるしでつらい。


 席替えをして一週間今は給食の時間。5人グループで女子3人男子2人で男女互い違いになって座って会話をしながら食事をとっていた。

「おい、みんなは職業体験どこにした?俺は消防署」と、陽琉はいった。

「いいねぇ陽琉らしねわたしは保育園かな秋月は?」と詞葉は俺に聞いてきた俺は図書館と答え、「ほんとは博物館がよかったんだけどね」と続けて答えた

 そして俺はここぞとばかりにゆみに「ゆみはどこ行くん?」とといかけたけど何にも聞こえてませんと態度で示してきていてとても気まずい空気が流れて給食が終わるまで俺がいたグループは葬式のように静かだった。


そういうこともあって教室で特に給食ではしゃべらなくなった。

結局ゆみの行き先は友達から聞いてラジオ局らしかった。

そこからてんやわんやと職業体験の準備に追われゆみのことは頭の中になかった。

 もっとも事前訪問で職業体験当日の日程、やる事、挨拶に行ったときは期待でいっぱいだった。次の日は当日まで一時の休みのように準備に追われることなく時間が流れていた。いつも通り周りが楽しそうにしてたら楽しくなってるふうに振る舞って掃除の時間にゆみと仲のいい女友達が

「ゆみラジオ放送出るって」

「…っ!」一瞬心臓が止まったかと思った。辛いことが起こることを覚悟の上で聞くより唐突にこういう事聞くとダメージが大きい

「な、何でそんなこと言うん?しかも、それを聞いて嬉しいって思った俺となんでこうなったんやって後悔してる俺がいてすんごく気持ち悪くなりそう」と脇の下から嫌な汗をかきながら答えた。

すると

「いやぁどんな反応するかと想像すると面白くてやってみただけ」と一息おいて

「傷つけようとしたわけじゃないの思ってたより引きずってそうでびっくりしてる」と女友達軽くバツが悪そうに言っていた

 元々俺とその女友達とは小学校から一緒で色々やらかして……ヤンチャしてたから女子怖い…って女性恐怖症になりかけてた俺はまだしっかりと話せる方だ。

 ちょっと明るく「俺でも自分自身が女子と付き合ったこと、すぐに別れたことが夢見たい

 と言うか夢であってほしいよ」

「それとここまで俺が重たい奴だと思ってなかった。」アハハ…と乾いた笑いをした


 職業体験当日俺含め男子2人女子2人で図書館に来ていた家から近いといえば近いし遠いといえば遠いのでそこまで利用してこなかったのではあるが本好き(主にラノベ)にはたまらなかったのである。二日あって仕事内容は図書整理、DVDの整理

本、DVDの貸し出し等であった。改まった場所で人前に出るのが苦手な俺としてはありがたかった。なんだかんだもくもくと同じような作業は考え事をしながらやるのでそこまで苦ではない。ほぼ時間通りにお昼休憩になったため本を司書の方に了承を取って読んでいた。

自分が置かれている状況を忘れて物語に集中できることが今の俺にとってのオアシスだったのでありがたかった

でもこれから職業体験の発表を学校でしないといけないのが憂鬱

 とりあえず乗り切ろうてきとぉ~にやればいいしね。無駄に頑張る必要はないし、がんばったところで必ずいい結果になるわけじゃないもん割り切って生活するほうが楽だからその時好きなことでもやろぉ~と割り切ったかんがえかたをするようになってきた。そっちのほうが楽だし無駄に悩まなくて済むからでもある。

先のことは置いておいて労働に励みますかね…お昼休憩もおわったし。

午後は貸出業務がメインだったが平日なこともありそんなに人は来ずにその日は終わった

次の日はイベントで使う資料作成がメインでずっと裏で作業していた。学年の先生が見に来たくらいでそこまで大きなことはなかった。

ラジオか…大変だったのかと思ったが教えてくれる人もいないのであきらめて発表で聞くことにした


いろいろ準備して発表当日運悪く二番目になってしまった。しかもつぎにゆみでリハーサルからカオスと化しててものすごく胃が痛い。視線と態度、雰囲気でおれを殺しにかかってきてる休めばよかった。

一番目の人が終わり、俺の番

「これから発表を始めます。」と言ってから礼をした。

初めに軽く図書館の歴史と説明、所蔵図書についてまとめたものを発表し、仕事内容へと移った。

「私が主に行ったことは貸出、本の整理で、本の分類の仕方探し方がわかりやすくなっていました」

「貸出業務のほうは比較的簡単で誰でもすぐにできるような内容でした。」

これで発表を終わりにしますと一言かけ俺の番はおわった。

次のゆみの番すれ違う時舌打ちが聞こえた気がするけど気のせいだよね?決して俺めがけてやったことじゃないよね?発表が嫌でそれしたんだよね?怖い怖い怖い…

内容自体はとても細かくそれでいてわかりやすくまとまっていた。



最近の俺の癒しはハチャメチャラブコメをみて笑って現実逃避することである

あまりにも受け止めきれないためずっとこういう状態が続いている。

でもまぁその時その時楽しけりゃぁいいじゃんって思って生き始めたので楽です。

でもさすがにテスト期間中は勉強すればよかったやばいまじでわからん

でもこれ乗り切れば夏休みだぁぁぁ。

という勢いで初日の教科は悲惨な結果だがそれ以外で頑張ったのでそこまで言われずに済んだ。

ゆみさんは相変わらず仲のいい友達と点数で一喜一憂してる

本音を言うと混ざりたい。マジでついこの前までの俺を殴り飛ばして付き合っているような未来に変えたいほんといあの頃の俺何やってるんだあほぉぉぉぉ。


テストが返却され夏休みまでの間先生、生徒ともにげんなりしていた俺は彼女がいる夏休みが来ると完全に調子こいていたためにものすごいダメージを受けていた。そんなある日弓に呼び出されていた。いろんな考えが浮かんでは消えを繰り返していたため気が気じゃなかった。

「呼び出したのはもうなんともおもってないのかと思っていろいろ言いに来たの」

「そんなっ‼そんなはずないよ」唐突だったがすぐ答えれた。

「じゃなんで別れの話切り出したときすぐにどっか行っちゃったのよ!」

「・・・それは…受け止めきれなくて」正論過ぎてもう何も言えそうになかったがよりを戻せるかもしれないので言葉を絞り出していた。

「何が受け止めきれなくてよ話す機会、弁明する機会なんていくらでもあったじゃない」

「・・・」

「見損なったもう二度とかかわらないで‼」

「そんな…」

「そんな?あんたがいう言葉か⁈ふざけるのもたいがいにしてよ」とものすごく怒って行ってしまった。

俺はなにを反省したんだ?二の舞じゃないかほんと何にも変わらないで変化を待ち続けるとか虫が良すぎるって話だよ俺の大馬鹿やろぉぉぉ

あぁ~ぁ何にも得るものがなかったなぁ得たのは俺がくそ野郎ってことだけだった。

ほんとはゆみのためって思って行動したと思い込んでいたが実際は俺自身のために付き合ってた時行動してたってことなんだろうなぁ…


こうして100%仲直りできないことが確定したまま夏休みが来ていた。

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