第3話夏休みのばぁぁぁぁか 1
「うーーげぇ」と俺が言うと
「くっっっそあっちい体育館熱こもりすぎ卓球は窓開けられないからなおさらよなぁ」と巴が声をかけてきた。巴とは部活で一緒だけどクラスが違う。こいつとは中学からだと一番仲がいい気がするあと巴ゲーム大体バカ上手い。卓球も巴のほうが断然うまい
「恋人をなくした感想はwww??」とあおる気満々で来られるから全力できりかえせる。
「唐突にぶっこんでくんなあほ」どきんとしたが顔に出すと煽ってくるのが見えたので隠すことに努めた。
「ハグでもしてもらった?w」とあおりを続けようとしたが休憩終了と先輩が告げた
「うるせぇはよやるぞ」と声をかけると
「ちっ、もう少し煽りたかったのに」と小声で言ってたのが聞こえたので
「聞こえてんぞぉ美奈子さぁ~んwww」と巴の好きな人の名前で煽ったら切れられた。その日の試合型の練習でボコられたのは言うまでもない。
次の日は朝から部活で集合したが、体育館にある警戒アラートが運動禁止を表示していたためありがたいことに部活せずに解散となったため巴と、遊びに出ていた。
「くそあちぃな」とカラオケに行く途中につかまった交差点で手で扇いで風を送りながら巴がつぶやいた。
「暑いからどっかよって涼んでから行こうぜ?」
「さんせーそこのセブンでいいよね秋月?」
「んー」
すぐにコンビニについた。
ぷしゅーと涼しい風と共にドアがあいて涼んでいる。
「ついでにお菓子とか買ってくか」と言いながらグミやら キャンディーをかごに入れていると。巴が激辛ポテチを持ってきた
「それぞれ十八番の曲で点数低いほうがこれ罰ゲームな」
「え、やだおれいつも全国平均より低いの知ってて言ってるだろやめろ」
「やだ動画まわすのぉ~www」とか言い始めたのでスルーすることにした。
「そろそろ行くか」と巴に声をかけた。
約十分後カラオケにつくと夏休み中だからか結構混んでいた。
「まぁまぁ混んでんな巴さんや」
「だねぇまあ入るべ」
受付で安いコースで簡単に禁止事項と諸注意として人が来なければ午後八時まででこんでいたら原則三時間という何度かいい度か聞いたことあることだった。
早速アイスとソフトドリンクをもって部屋についた。
「どっちから行く?」
「巴行っといて氷入れ忘れたし、これ飲み切ったし新しいの持ってくるわ」
「はやすぎやろそれ」と陽気に曲を選択し始めていたので入れてくることにした。
カラオケに来た時喉に悪いのは承知の上で柑橘系のジュース今日はグレープフルーツ100%のジュースを一杯目に入れたので次はスプライトにした。
よそ見をしてコップ九割注いでしまって少し飲んでから行くことにした。
ぱちぱちと口の中で炭酸がはじける感覚と甘い味がしたおいしい場所によっては炭酸が弱くて甘ったるいだけとのことかがあるのでここはあたりだな。と考えながら戻っていた。
戻ったら巴がボカロを歌ってたので俺も混ざった。俺は俺で好きなアーティストさんの曲と好きなアニソンを歌ったりして一時間ほど時間がたって三度目のジュースのおかわりに出ていた。コップをもって廊下に出てドリンクバーのところに行く途中にゆみと出会った
………ゆみと出会った?!?!なぁにぃマジか…
「よう…」
「…キモ
「話しかけんなきもいから」とゴミを見るような目で見てきたのでなおさらつらかった。
「何?ストーカでもし来たの?きもいんだけど」と一気にまくし立ててきたので何も答えられなかった。
「たまたま巴と来ただけなんだけど」と一通りの追求を聞いてから答えると
「へぇー」と黒い感情が入っているような声で答えて部屋に戻っていた。
「死ぬかと思った」ものすごく心臓が緊張とトラウマでバクバクしててやばかった。
こ、こんなことになるとは…よくよく考えればゆみも体育館の部活だからこういうことがあるんだった。あとで体育館のほうの部活の予定表見してもらわなければ…
俺ら卓球部第一体育館じゃなくてステージのないほうの第二体育館だからなぁ…
ちょっと巴にばれないようにキンキンに冷えた氷水でも飲んでからジュース入れて戻ろう。
数分後部屋に戻ると
「遅かったな」
「親戚がいて話してた」とごまかしておいた。さすがにここで煽られたら持たない。
俺がメンヘラチックなのは否定しない。全力で隠しているが…
なのでメンタル治すためにも全力で楽しもうとした。…がことあるごとに頭の中に出てきたので、巴に体調悪い?って心配されたほどだった。我ながら情けない。言っててみれば恋愛に失敗しただけなのにね…
結局カラオケは巴が心配したため、三時間ほどでお開きとなった。
「じゃぁな秋月体調気をつけろよ」
「あぁじゃぁな」
どうしようものすごく心配をかけてしまった。正直に言うべきだったかな
何が正解かわからんな。と夏休みの最初っから波乱の幕開けだったのである。
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