この作品で挙げられている例は、安楽椅子探偵とは少し違うかもしれないですが......
とても共感しました。
それに加えて作者さんの文才に圧倒されました。
丁寧に情報が織り込まれた僅かな文章から、その背後を読み解く過程にこそ、ミステリーの面白さって詰まっていますよね。
「なんでも思いついた一文を10語くらいで言ってごらん、君に何があったか当ててやろう」
「雨の中何マイルも歩くのは大変だったよ」
みたいな感じで始まる、とある短編小説を思い出しましたが、その本を読んだ時に本当に感動したのを覚えています。