9-5

S.A.「これからどうすんのよ」


雀「とりあえず、俺んとこにでも来るか?」


丼「雀のとこでありんすか?」


雀「てめぇ、文句あんのか?」と丼の首を軽く絞めながら言った。


丼「な、無いでありんす。苦しいでありんす」


雀「よしっ」と首にかけてた手を離した。


1人と5匹がはしばらく歩いていて、とある大きな建物の前で止まった。


雀「ここや」


S.A.「『ここや』ってここ……劇場じゃないの?!」


雀「そうや。ここがわいの家(うち)や」


灰かぶり「すごいお家ですね」


R「…でR」


雀「お前はしゃべらんでええやろ」


こおろぎ「でも私もそう思います」


雀「お前もかよ」


中に入る一行。


丼「広いでありんすね。でも、汚いでありんす」


雀「何だと!?……しゃあないやろ。既に廃館になった劇場を勝手に使わしてもろてるんだから!」


灰かぶり「お掃除しましょ」


S.A.「そうね」


こおろぎ「私もお手伝いさせて頂きます」


R「私もやるでR」


雀「いちいち、お前はうるさいんだよ!」


しばらく、掃除をする一行。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る