2-2

雀「おー!丼、久しぶりやな」


丼「雀、会えて嬉しいでありんす」


雀「わいもや」


S.A. 「マジで知り合いかよ、

こいつら……」


S.A.は、思わず呟いた。


丼「で、今日はどうしてここへ来たでありんすか?」


雀「ちょっと、飯でも呼ばれようかとな」


丼「いいでありんすね」


S.A. 「あんた達に食べさせるほど、無いわよ!」


丼「普通のネコと雀(すずめ)にやる程度の量でいいでありんす。そうすればお腹一杯になるでありんす」


S.A. 「本当!?じゃあ、丼(あんた)にはコレ、雀(あんた)にはコレ」と丼と雀の前に、飯を置いた。


丼は、ちょっとガッカリした様子で言った。


丼「茶碗一杯でありんすか?」


雀は、ちょっと怒った感じで言った。


雀「米がたった20粒かいな!」


S.A. 「何よ、文句あるの?」


雀「いいえ、滅相もありまへん」


雀、少し考え込んで言った。


雀「丼、今 アレ持ってへんのか?」


丼「あるで、ありんす」


雀「出せぃ」

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