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  • 春来への応援コメント

    里見氏はすでにC子さんにふられていて、C子さんがお嫁に行くことも知っていて、死に方を彷徨っていたのですね。
    お遣いに出す主人公を「おかげ犬」と呼ぶあたりにも、里見氏のなかでC子さんとC子さんへの恋情が神格化されていたことが分かります。
    因縁のある異性から自筆で文句を書かれた手作りのプレゼントを渡されるなんて、もらう側からしたら重くて痛いだけなのは今も昔も変わりませんが、あえてそんな迷惑にしかならない行為で一方的にC子さんに想いをぶちあてた里見氏は、恋に血迷うおのれの不覚悟に見苦しい泥をなすりつけて自分を追い詰め、けりをつけることを選んだのだと想います。
    旧制大学の雰囲気がとてもよく出ていて感心しました。

    作者からの返信

    非常に深く読解していただきありがとうございます!
    短編かつ技量ゆえに言外の事柄も多いながら、読み込んでいただけたようで非常に恐縮です。

  • 春来への応援コメント

    抽象的で面白いと思いました。
    おかげ犬を比喩として使うのは読んでいて新鮮味がありました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    お褒めいただき恐縮です!