五の六

リックはトイレに行き、手を洗っていた。

そこへ、ブラックが、ポランスキーを探しに、またやってきた。

リックが、何気なく嵌め直した義指を見て、ブラックが叫んだ。


「てめぇ、ポランスキーだろう。」


リックらしき人物は、トイレから急いで出て行った。


「こらっ、まだ話が…」


ブラックは、リックらしき人物を捕まえようとしたが、トイレに駆け込んできた観客にぶつかった。


「てめぇ、殺されたいのか、そこをどけ!」


ブラックはそいつをどかしたが、すでにリックらしき人物の姿はなかった。


「アイツ、またどこかに消えやがった…!!」


第六章へ続く…。




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