24話
私は白雪くんから少し距離を取って廊下を歩いた、理由はジロジロ見られるのが恥ずかしので距離をとったら大丈夫かなと思ったのだけど...結局教室からジロジロ見られて恥ずかしい...そう思いながらも教室に着いて、白雪くんの後に続いて教室の中に入る。
「お、来たか2人とも!待ってたぞ」
数学の先生が笑顔出そう言う。
「遅れてすいません」
白雪くんがそう言うと数学の先生は
「大丈夫だぞ、2人とも早く準備終わらせろよー」
と言って先生は黒板の方を向き、授業を進める。私も白雪くんは邪魔にならないように自分の机まで移動してすぐ教科書等の荷物を机の上に出し、バックを後ろの棚に押し込見に行く。
少しして準備が終わったので、筆箱からペンをなどを出して、黒板に書かれていた事をノートに急いで書き写すのだった。
(な..何とか書き写せた...)
ギリギリで最後まで書き写し終わったので、少し疲れたけど顔を少し上げて次の授業の準備を始めようとすると、日作ちゃんが話しかけてきた。
「木空さん、大丈夫だった?」
「え?」
「いや、白雪くんの家でなんか嫌な事とかあったらダメだし...念の為にね」
私は少しの間白雪くんの家であった事を日作ちゃん話した方がいいのか悩んだけれど、白雪くんにどれくらい話していいか聞いてから伝えようと思い。
「えっと...帰り道の時話すから...それでいい?」
と私が伝えると、日作ちゃんは
「わかった!」
と言って自分の席に戻る、そして少しして次の授業が始まるのだった。それから給食も食べ終わって、昼休みになったので私は少し風に当たろうと普段昼休み中は行かないであろう運動場の少し休憩できそうな場所に向かう。
(最近色々起きてるなぁ...)
私はそんな事を思いながら色々思い返す、黒玉ちゃんが気になって白雪くんに話しかけてみてから、日作ちゃんとの会話や夢の中の出来事を思い返す。
(そういえば...前世の私って何をしたんだろう?)
(月狐くんは前世の私を守れなかったって...言ってたよね?私...誰かに狙われてたのかな?)
私がそう思った瞬間...頭痛が少し起きて、そのあと昔おばあちゃんが話してくれた昔話を聞いた時の話を思い出す。
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「怖いよ...おばあちゃん」
「大丈夫だよ、今はそんな事ないからね」
「おばあちゃん...私...おともだち...作りたくない....」
私はそう言ってで大声で泣いた。
「どうしたの!?」
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その後おばあちゃんがお母さんに怒られていた事を思い出す。
(昔話に...なんかヒントがあるのかな)
私がそう思うと同時に昼休み終了のチャイムが鳴る、私は(もうそんな時間!?)と思いつつ教室に戻るのだった。
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