20話
私は朝起きて白雪くんに土下座されて謝れていた。
「き、気にしなくていいよ...?そもそも体調悪かったんだし...」
「で、でもベット勝手に使っちゃったし...」
そう言って、白雪くんは顔を上げる。私は少し考えて。
「えっと...ならベットの事はいいからその代わりに体調が大丈夫なら今週の休みの日、とある神社にさ気分転換で一緒に行かない?」
「うん、わかった」
私は心の中で(やったぁ!)と思っていると、日作ちゃんが部屋の扉を開けて入ってくる。
「2人ともおはよう!白雪くんは体調どう?もう大丈夫?」
日作ちゃんは白雪くんに体温計を私ながそう言う。しばらくして
「うん、体調はもう大丈夫かな」
体温計が鳴って、白雪くんがそう言う。私と日作ちゃんも体温計を見たけど、36.7℃で大丈夫そうだ。
「これくらないなら大丈夫かな、それでどうする今日学校行く?」
「学校は行くけど、一旦家に帰ってからかな?」
日作ちゃんはそれを聞いて、少し考えた後。私にを急にビシッと指をさしてこう言った。
「木空ちゃん!念の為白雪くんについて行って白雪くんの家に向かってくれない?急に体調悪くなったらダメだからね」
「うん、わかった」
私がそう言って、頷くと日作ちゃんは「よし!」と言って部屋から出て行った。
「私はお布団片ずけるから、白雪くんは私の部屋でゆっくりしててね」
私がそう言った後立って、布団を片付けようとすると、白雪くんが呼び止める。
「いや僕がするよ、流石にお返ししたいし」
「なら、少し言葉に甘えようかな」
私はそう言って片付けようとした布団から少し離れると、白雪くんが布団をたとんでくれて、そのまま運んでくれた。
「優しいな、」
そう独り言を言いながら私は自分のベットに座ると、いつの間にか黒玉ちゃんがいて、ふらふらと宙に浮かんで何かを探すように部屋を飛び回ったので、私は気になっていると、白雪くんが部屋に戻ってくる。
「あ、黒玉ちゃん起きたんだね」
白雪くんがそう言って戻ってくると、黒玉ちゃんは素早く白雪くんの頭の上に移動した。
「早!」
「僕が急にいなくなって、寂しくなったのかな?」
白雪くんはそう言いながら、ベッドに座っていた私の隣にくる。
「!?」
「えっと...だめだった?」
私がびっくりして、少し横にいどうしたため白雪くんは少し悲しそうそう言い放つ。
「い、いや、急に隣に来られたからびっくりしただけ」
私は早口でそう弁護する。
「な、なら良かったー」
そう言って白雪くんは私の隣にまた来る。
(は、恥ずかしいだけど!?は、離れたいけど...な、なんで少し落ち着くんだろう....)
私がそんなことを思いながらしばらく座っていると、黒玉ちゃんが私の目の前に来た。
私は手のひらに黒玉ちゃんを乗せようと、黒玉ちゃんより少し下にゆっくりと手のひらを出すと、黒玉ちゃんはそれに気づいたのか、私の手のひらの上に乗ってくれた。
「か、可愛い....」
「いいな、僕の手のひらにも来てくれないかな」
白雪くんがそう言うと同時に部屋の扉が開いて、メイド服を着た日作ちゃんがひょこっと顔を出して言ってくる。
「そろそろご飯出来るから、着替えて置いてねー」
それを言い終わると日作ちゃんは顔を引っ込めて、扉を占める。
(す、少し恥ずかしい...)
私はそう思いながら、着替えるために一旦白雪くんに部屋を出るようにおねがいするのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます