15話

1・2時間目で抜き打ちテストがあったが何とか終わらせ、自分の席で本を読んでいると日作ちゃんが声をかけてきた。


「抜き打ちテストどうだった?」


「あんまり勉強してなかったら、まあ45点ぐらい取れたらいいな」


「私はねぇ、あんまりいい点数取れないと思ってる、なんか間違ったところ今思うと多かった」


「まあテストが帰ってくるまで点数とか分からないしね」


私がそう言うと日作ちゃんがそうだよねーと言って自分の席に戻っていく、時計を見るとそろそろ始まるぐらいだったので、私は机から教科書を取りだして、授業開始を待つのだった。


今は4時間目の社会の授業中、黒板に書いてあることをノートに書いて先生の話を私は聞いていた、社会の先生は面白いおじちゃん先生で生徒から結構人気だ、私も社会の先生の話はとても面白いと思っている。


「そういえば、そろそろ体育祭の時期か」


社会の先生がそんなことを言う、現在5月後半なのでまあそろそろかなと思ってところだ。


(体育祭、いやだなぁ)


そう思っていると私の、近くの席の生徒がこんなことを言った。


「先生、体育祭の話よりほかの面白い話くださいよー」


私が声のした方向を見ると、そう言ったのはサッカーが得意そうな見た目の男子生徒だった。


「んー、面白い話ねぇ」


社会の先生は真剣に面白いをひねり出そうと、腕をくんでたっている。


「あ、1つあったな、ここら辺に白神社と黒神社あるだろ?」


白神社と黒神社はここら辺に確かにある神社で、私はあんまり行ったことのないのであんまり知らないけど、確か山の中にある神社だった気がする。


「その2つの神社は元々黒狐神社とと白狐神社と言われていたとか何とかぐらいしかないな。」


その話を聞いてみんなほへぇーみたいな顔をしていたが、私はなんとなく白狐神社が私の夢に出てくる神社なのではないかと思った、

まあその神社まで少し遠いいので土日行こうかなと思ったのだった。


それから現在5時間目、体育の授業になった。


(暑い)


今は運動場で走っている、そろそろ体育祭があるため〜てか先生が言っていた、私は体力に自信が無いためなるべくゆっくり走っていると、体育の先生が集合の笛を鳴らしたため先生の元に集まる。


「それじゃあ、少し暑いから休んでいいよー」


その声で私たちは自分の水筒を取りに行って水分を補給していると、男子達が水分補給のためこちらに水筒を取りに来た、少し疲れてそうな白雪くんが見えので、心配なので男子が水筒を置いているところから、白雪くんの水筒見つけて、白雪くんに渡す。


「大丈夫?白雪くん」


「大丈夫だよ」


「本当に大丈夫?少し顔赤いよ?」


「大丈夫、大丈夫」


そう言いながら、白雪くんは水筒を手に取る、周りから「いいなぁ」と言う声が聞こえたが無視して、白雪くんの顔を見ていると、黒玉ちゃんが動いて、白雪くんのおでこに自分の体を当てて、ちょっとして慌てるように回り出た。


「本当に大丈夫?黒玉ちゃんが少し慌ててますけど」


「少し暑いぐらいだから大丈夫」


白雪くんがそう言ってるが顔からして、多分大丈夫じゃないな、と思ったので先生に言って保健室に連れていくことにした。


「先生、白雪くんの体調が悪そうなので保健室に連れて行って大丈夫でしょうか?」


私が先生にそういうといいよーと言ったので、私は白雪くんについて行く感じで保健室に向かうのだった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る