11話

あの後私の取ったぬいぐるみを日作ちゃんが持ってた袋に入れてもらって、少しゲームセンターで音ゲーシューティングゲームをして、私が近くにあった和菓子屋で少しお菓子を買い終わって。


今現在私達は、今ゲーセンと和菓子屋のすぐ横にあるフードコートでお昼ご飯を食べ終わってどこに行こうか迷っている....


「んー次どこ行こうかな?」


「服屋行って、本屋行くのはどう?本屋近くのエレベーターから登ってきたし」


「確かにそれがいいかも、木空さんもそれでいいよね?」


「私もそれでいいよ、というか日作ちゃんぬいぐるみ持ってもらってありがとうね」


「結構スペース余ってましたの気にしないでいいよ!そしてー!服屋に行くために2階にGO!」


服屋に着くと白雪くんが「僕、荷物持つ代わりに向こうで休んでていい?」と言ったので私たちはわかったと言って2人で服屋の中に入る。


「日作ちゃん」


「どうしたの?木空さん」


「いやー私服のセンスないからどういうのがいいかなって....」


「んー、木空さんはね白カラーの服が似合うと思うんだよね」


「そうかな?」


「似合うよ、そうそうここにあるメイド服みた....ん?メイド服?」


日作ちゃんと私が服を見ているとなぜかメイド服が1着だけあって......


「私あんまり服屋行ったことないから知らないけど....けどメイド服とか普通ないよね?」


私はあまり買い物(特に服など)をしなかった、ためあまり服の知識はないが、普通はメイド服服なんて置いてないのは知ってる、というか普通は置いていないものだ、私達が頭に?マークを出していると後ろから定員さんが向かって来て話しかけてきた。


「あ、それですか?実は店長が間違えて1着発注してしまったらしくて、しょうがないから少し安くしてここで売ることになったんですよ」


「ですよね?普通はメイド服なんて服屋にありませんよね?」


「あるわけないじゃないですか、それ試着します?」


それを聞いて私は急いで否定する、そして日作ちゃんは....


「買います!」


「え?」


「わかりましたー、それでは他のお買い上げになる服と一緒にレジにいらっしゃってください。」


今の会話嘘だよね?みたいな顔をしていた私を向こうに、定員さんは少しルンルン気分でレジに向かった....


「え?買うの?」


「うん買うよ?」


「なんで?」


「可愛いし、着てみたいなと思ったから?」


「そ、そうなんだ」


私は日作ちゃんをチャレンジ精神旺盛な人なんだなぁ、と思いつつ混乱を、落ち着かせ他にいい服がないか見て周り、白のワンピース灰色のスカートなどを買って店を出るのだった....


「白雪くんおまたせー」


「そんなに待ってないし大丈夫だよ、ところでどんな服買ったの?」


私は少し苦笑いしつつこう答える。


「私はスカートとかワンピースとかかな?」


「そうなんだ日作ちゃんわ?」


「メイド服!」


「そうなんだ」


白雪くんはどうせ嘘だなと思ってスルーしたらしい、うん私もそう思いたかったよ.....

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