第4話
「あれ?ここはどこ?」
気づいたら森に囲まれている神社にいた、少し記憶が戻ってくる、確かこの夢を見る時はだいたいこんな感じだ、白い狐が出てくる夢、またいつもどうりにただ白狐が現れて逃げるだけの夢、そんなちょっと不思議な夢、今回も何も分からぬまま終わる夢だと思っていた....
「ごめんね...助けてくれたのに何も出来なくて。」
(!?)
急に声が聞こえてびっくりした、声があった方に振り返るそこには小学生1年生ぐらいの男の子がいた、彼は泣いていたので、私は慰めようと近ずいて声をかけた。
「大丈夫だよ、それに君は何もしてないでしょ?」
そんな言葉をかけると彼は少し勇気を振り絞った声で。
「ありがとう木空お姉ちゃん...僕はまだ未熟だけど頑張って君を守るからね。」
私がどういうこと?と思い彼を見ると尻尾が着いている、狐の白い尻尾が着いていた、そして私が再び声をかけようとすると、同時に疑問が上がった。
(なんで私の名前を知ってるの?)
そんなことを思っていると同時に急に視界が白くなって....
気づいたらベットで座っていた。
「夢だったのかな?それでもどこか現実味がありすぎたような...」
「木空ーごはんよー!!」
不意にお母さんの声がしたので急いで、リビングに向かう、あの夢はなんだったのだろうか.....
そんなことを思いながらリビングに行くとお母さんが料理を作ってくれていた。
「おはよぉ」
「おはよう木空昨日いいことあったんでしょ?」
「まさか!彼氏なのか!木空に彼氏ができたのか?!」
「ちょっとお父さん!それなら昨日報告するでしょ?」
「そ、そうだな...」
「新しいお友達ができたのよきっと!誰なの?」
「同じクラスの白雪くんて男の子だよ」
「男の子....」
「お父さん怖い顔しない!」
そんなことを言いながらお母さんは料理を机の上に並べている。
「そういえば木空、歯磨きとかしたの?」
「あ、忘れてたごめんなさい今すぐしてくるね」
私は歯磨きをしてお母さんのご飯を食べた、やっぱりお母さんが作るご飯はとても美味しい、そして学校に行く準備を素早く終わらせ学校へ向かうために玄関へ向かった。
「行ってきまーす」
「あ、木空言い忘れてたけど私とお父さんしばらく帰ってこないから」
「え?」
「急に出張先が外国でねお父さんと一緒に行くことになったんだけど、治安が悪いところらしくてね、木空を連れていくのは少し危ない気がして...言い忘れててごめんなさい」
「大丈夫だよそれでいつ帰ってくるの?」
「1ヶ月後ぐらいかしら?それまでお留守番出来る?」
「頑張ってみるよ」
「ありがとう親として情けないわ...娘とあまりゆっくり出来ないから。」
「大丈夫だよ、お仕事頑張ってね」
「食費は置いとくのとあと白雪くんだったかしら?その子と仲良くするのよ。」
「わかったよお母さん、んじゃあ言ってくるからね」
そう言って学校へ向かう、ゆっくりとしかし確実に....
(本当に私のこと愛してくれてるのかな....)
(私のこと嫌いなのかなぁ....)
そんなことを思いながら歩いていると後ろから声をかけられた。
「すいません未白中学校ってどこですか?」
振り向くとそこには綺麗なーーー
「男の子?女の子?」
どっちなのか中性的な顔で分からないしかし、確実に言えるのは顔が綺麗ということと私と同じぐらいの年齢ということだ。
「よく言われるんですよねー、私の名前は
「あ、すいません失礼なことを言ってしまって」
「いえよく間違えられたりするので大丈夫ですところで未白中学校ってどこですかね?」
「えぇと私が通ってる学校なので一緒に行きます?」
「そうなんですか?それじゃお言葉に甘えさせて一緒に行かせてもらいます」
しばらく日作さんと歩いていると前に白雪くんがいたので声をかけた。
「白雪くんおはよー」
「おはよう木空さん、ところで隣の人は?」
「初めまして、私は未壊 日作っていいます」
「そんなんですかよろしくお願いします、ところでなんで一緒に登校を?」
「あ、言うの忘れてましたね私未白中学校に転校するんですよね、今日それで行こうしとしたのはいいものの場所が分からなくてですねぇいやはや恥ずかしい。」
「そうなんですか?それにしては服が学校指定ではない気がするのですが....」
「たしかに」
「実はまだ届いてなくてですね学校から前の学校の服でもいいから来いと言われて仕方なくこの服で来たんですよ」
「そうなんですねそれじゃ一緒に行きましょうか。」
「ありがとうございます、ところでえーとお名前はなんですか?」
「あ、私も言ってなかった!私は玉黒 木空です」
「僕は
「白雪さんと木空さんですね、覚えましたところで白雪さん頭の上にいる黒い玉は何ですか?」
「え?見えるんですか?」
「私と白雪くんだけかと思ってました!」
「あーなんかそういうオシャレみたいなやつかと思ってたんだけどちがうんですね。」
「えぇ、オシャレで黒い玉頭につけるんですか?」
「いやそういうものが流行ってるのかとー」
「全然流行ってませんからね!?」
「デスヨネー」
そんなことを言いながら私たちは学校へ進んで行った。
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