第2話
「木空さんごめんね急に誘って」
「大丈夫だから、気にしなくていいよ」
今は学校が終わり下校中、白雪くんと帰り道が同じ方面だったため、遠回りなどせず帰宅している、しかしちょっとだけ下校してる時に使う道じゃないので少し不安だけど。
「そういえば白雪くん、なんで一緒に帰れる?って聞いたの?」
「いやちょっとこの黒い玉について話そうかなって....だめだった?」
少し恥ずかしそうに白雪くんは言う。
「別いいけど....その黒い玉に名前とかないの?黒い玉じゃ呼びにくくない?」
「呼びにくいんだけど.....おばあちゃんとの会話でもあんまり黒い玉関係の会話しないから、それで名前つけてなかったんだよ」
白雪くんは少し懐かしそうにそう言う。
「そうなの?んーなら黒玉ちゃんとかどう?」
「安直すぎない?まあわかりやすいから黒玉ちゃんでいいのかな?」
白雪くんはちょっと考えて。
「わかりやすいし、
「安直すぎたかなと思ったけど、白雪くんがいいならそれでいいよ、よろしくね黒玉ちゃん」
そういうと黒玉ちゃんが少し大きくなった!
「こいつ....動くぞ!?」
「ネタ古すぎない?まあ多分そろそろ起きる時間かな?」
「急に大きくなったらびっくりしたよ」
「言ってなくてごめんね、学校にいる時は寝てるのか分からないけど、このくらいの時間になると起きて動くよ、寝てる時は小さいピンポン玉ぐらいなんだけど、起きたら野球ボールぐらいの大きさになるんだ」
「そうなんだ」
そんなことを言っていると黒玉ちゃんは少し動いて周りを見るように小さく周り、私にびっくりしたような反応をしたが、すぐ白雪くんの周りを楽しそうにクルクル回った。
「めっちゃ可愛い.....」
「だってさ黒玉ちゃん」
黒玉ちゃんはちょっと恥ずかしそうに白雪くんの後ろに隠れた、私は可愛いなぁと思いふと周りを見ているといつも帰ってる時に通ってる道になっていた。
「あ、ごめんね私ここら辺で曲がらないと」
「そうなの?ごめんく長い会話しちゃって」
「気にしてないよ白雪くんと会話するの楽しいし」
「そう?ありがとう」
「あとダメだったらいいんだけどLIKU交換してくれない?」
「別にいいよ〜」
LIKUを交換したあと私達は挨拶をして家に帰った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます