第5話 買い物

僕達はクフォちゃんの服を買いに服屋に来た。


「この子の服を買いに来たのですけど、この子に似合いそうな服はありますか?」


〈はい。ありますよ。〉


「なら、どれがオススメですか?」


〈私なら、金髪に似合うような黄緑や水色の服がいいと思いますよ。〉


「なるほど。クフォちゃんは、どんな服がいいの?」


(着やすくて、動きやすい服。)


〈わかりました。なら、パーカーやTシャツがいいじゃないでしょうか?〉


(どんな服なの?)


〈えぇ〜っと、口で説明するのが難しいので、実物を持ってきますね。〉


そう言って、定員さんは水色のTシャツと黄緑色のパーカーを持ってきてくれた。


(これがTシャツ?)


「そうですよ。こっちがパーカーです。」


(わぁ!かっこいい!)


〈なら、パーカーとTシャツを購入しますか?〉


(買う!)


〈パーカーとTシャツは合わせて、銀貨5枚です。〉


「はい。」


〈お買い上げ、ありがとうございました!〉


僕達は服屋を後にして、市場に向かった。途中で、クフォちゃんは歩き疲れて眠ってしまった。


『何を買うの?』


「まずは、野菜類ですね。その後に肉類と、小物を買いに行きたいですね。」


『りょうか〜い。その後は?』


「夜ご飯を食べてから、家に帰りたいですね。」


『わかった。じゃあ、八百屋にレッツゴー!』


「お〜!」


僕達は、八百屋に着いた。八百屋のおじさんが、大きな声で、


〈安いよ!安いよ!今日は、白菜の特売日だよ!〉


「おじさん、白菜を1個ください。」


〈へい!銅貨6枚だよ!〉


「はい。」


〈まいどあり!〉


「他に、キュウリ、玉ねぎ、人参、キャベツ、レタス、ピーマン、しいたけをください。」


〈お、おう。合計で多分銀貨4枚だ。〉


「はい。」


〈まいどあり!〉


僕達は、肉を買うために肉屋に向かった。肉屋では、安定の安さの豚肉を買った。小物を買うために、僕達は露店に向かった。露店で、メフルさんに似合いそうな、ペンダントを見つけた。しかし、このお金はメフルさんのものなので、予定にないものは買わないようにした。僕は、クフォちゃん用のヘアピンを買った。


「ヘアピン、気に入ってくれるでしょうか?」


『気に入ってくれると思うよ。』


「なら、いいんですけどね。」


僕達は、夜ご飯を食べるために食事処に向かった。そこで、元主様に会ってしまった。メフルさんには、隠れてもらった。


〈お前、生きていたのか。〉


「………。」


〈なんだよ!その目は!〉


「………。」


〈主に歯向かっていいと思うのか!〉


「………。」


〈チッ!死ね!〉


元主様は、食事処で剣を抜いた。犯罪じゃ、ないんだろうか。僕はそれを回避して、「炎の矢ファイアーアロー」を唱えた。


〈グフッ!てめぇ!よくもやりやがったな!死ね!死ね!死ねぇぇぇ!〉


「………。炎の爆弾ファイアーボム。」


炎の爆弾ファイアーボムは、元主様を吹き飛ばした。元主様は騎士団に取り押さえられて、連行されていった。


「メフルさん、出てきていいですよ。」


『ふぅ〜!じっとしているのって、辛い!』


「お疲れさまでした。じゃあ、クフォちゃんを起こして、夜ご飯を注文しましょう。」


『は〜い。クフォちゃん!クフォちゃん!』


(う〜〜ん?)


『夜ご飯ですよ。』


(は〜い。)


『何が食べたいの?』


(何があるの?)


『うどんやシチュー、牛丼など、色々あるよ。』


(う〜〜ん。じゃあ、肉うどん食べたい。)


『は〜い。フェクくんは、何が食べたいの?』


「僕は、ハンバーグセットが食べたいですね。メフルさんは、何が食べたいですか?」


『私は、天ぷらセットが食べたいな〜。』


「そうですか。なら、天ぷらとハンバーグを少し交換しませんか?」


『いいね!それ!』


(私も、天ぷらとハンバーグ欲しい。)


「もちろん、あげますよ。」


(やったぁ〜!)


「注文しますね。」

「すいません!」


〈は〜い。ご注文でしょうか?〉


「肉うどんとハンバーグセット、天ぷらセットをお願いします。」


〈わかりました。確認します、肉うどんが一つ、ハンバーグセットが一つ、天ぷらセットが一つでお間違い無いでしょうか?〉


「はい。」


〈わかりました。料理ができるまで、しばらくお待ち下さい。〉


僕達は、料理かくるまで待つのだった。

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