……ん?

朝5時。


「全然寝れなかった……」


氷翠さんの来襲からの女王様の襲撃。そこから一つのベッドで寝ていたことで全く寝付けなかった。まぁ、それはともかく。


「うーん。朝ご飯は何にしようかな……」


あの二人が満足する朝ご飯を用意しなければならない。女性だし朝はそんなに重くないやつがいいよね……たぶん。


「お米に……パンも焼けるようにして……あとは、お弁当の準備もか。今日は何しようかなぁ。」


朝の準備とお昼のお弁当の準備もしておく。まぁ、こっちは一応だけどね。そんな感じで準備をしていると。


「ん……おはよぉ……零君……」


「あ、氷翠さん。おはようございます。朝食食べますか?」


目をこすりながらリビングに来たのは氷翠さんだ。


「うん。食べるー。目玉焼きとご飯あるー?」


「ありますよー。今用意しますから洗面所で顔洗って目を覚ましてきてください。その間に準備しておきますから。」


「わかったー。」


そういうと、氷翠さんは洗面所に向かっていった。


そうして、朝食の準備を進めていると、ふと気になったことがある。


「そういえば、父さんと母さんはどこ行ったんだろう。」


この時間に一旦帰ってきてもいいと思うのだが……


そう考えていると、スマホから通知が届いた。確認してみる父さんからのメールだった。


『父さんと母さんは忙しくなる予定なのでしばらく家には近寄れません。がんばれ!』


……ん?

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