修羅場

「零?なにしてるの?」


「お、王女様?なぜここにいるんですか?」


「そんなことはどうでもいいの。なにしてるの?なんでアバズレと一緒に寝ているの?」


だめだ……話を聞いてない……そ、そうだ!氷翠さんに説明してもらったらいいんだ!


「ひ、氷翠さん!説明してもらってもいいですか!」


「ヤッ!!!」


「氷翠さぁん!?」


ダメだこの人全く役に立たない!いつもはあんなにクールな感じなのにこういう時に役に立たなくなる!


「さぁて、零?動かないでね?」


「は、はい!?」


そういうと、王女様は素早く僕の背中にしがみついてきた。つまり、添い寝状態である。って、そんなことは関係なくて!


「お、王女様!?」


「奴隷うるさい。これが罰だから。」


えぇ!?


「零~うるさい~。寝れないよ~」


誰ですかね!?


結局前は氷翠さん、後ろに王女様が引っ付いた状態で寝ることになった。勿論、ぐっすり寝れるわけがなかった。これも精神修行の一環と考えて苦労した。


あー!もう!どうしてこうなった!!



後書き

修羅場か……?これ……


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