二人の秘密事。
前書き、ちょこっと零視点、そのあと氷翠視点です。
「ただいまー。」
さてと作りますか。いや、一回王女様と氷翠さんの様子でも見てこようかな。一応縛ってあるけど起きてたら何するかわからないし。
僕は二人の様子を見るために自分の部屋へと足を運んだ。
コンコン
「王女様ー。氷翠さんー。起きてますか?」
……反応はないみたい。僕が自分の部屋へと入ると。
「あれ?なんで王女様が僕のベットに?」
二人とも僕のベットにうつ伏せで寝ていた。というか、枕に顔をうずめているような状態に見える。
「んー。でも、起こすのも悪いしご飯ができてから起こそうかな。」
そーっと自分の部屋を後にした。
氷翠視点
「ふぅ……」
あぶなかった……零がノックしてなかったら凄いことしているところを見られちゃうところだった……
私達は零のベットでいろいろやってた。最初は零のにおいを堪能してたのだけれど、虫が……ちょっと過激なことをやっていたから私も真似をしてみることにした。すごかった。
「……アバズレ。」
「なに?」
「このことは秘密よ。」
「……うん。」
さすがの私も言えない。
「それはともかく、零は私の従者だから。あなたのものじゃないわ。」
「……嫌。零は私の。」
「はぁ?あなたはなにか零とつながりあるの?ないでしょ。あきらめなさい。」
「零が言ってた。何でも言うこと聞いてくれるって。」
そう。私には零がなんでもお願いを聞いてくれるっていうつながりがある。
「……は?」
「だから離れない。」
「……へ、へぇ……ちなみに、どんなお願いをするつもりなのかしら……」
虫の顔が赤くなってる。なんでだろう。照れてるのかな?
「……お友達になって。っていうつもり。」
それが、今の私の願い。私の力と同じ。いや、それ以上なら私の隣にいてほしい。でも、なんだろう。胸の奥がうずうずする。
「ふぅん。そう。」
虫が落ち着いた。なんでだろう?
そんな話をしていると。
「よいしょっと……あ、王女様と氷翠さん起きてたんですね?おなかすいてますか?」
零が扉を開けて入ってきた。ものすごく大きいお盆を持って。
……おなかすいた。
後書き、短編……?ラブコメ……?どこ?ここ?というか、タイトルいいのが思いつかん……
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