作業用BGMと壊れかけた食へのこだわり

 仕事は腰の都合でテレワーク続行なのだが、金曜行ってきたのを思い返すと「周りに人がいるのがノイズになる」のを再確認した。思い返せばシャットアウトの為に、ゴアトランス大音量でガンガン鳴らしたイヤホンをお供に研究用に積分計算解いてたりしていたタイプだ。周りの音量というより気配の問題らしい。ゴアトランスでなくてもメタルやゲームの戦闘曲とかそういう方向性だ。今も絵を描く時にやるのだが、耳栓じゃなくて何かしらの音は必要になるあたり個室に閉じ籠るのに近いんだろう。

 仕事のやりやすさは、自分の業務内容的にもとうにテレワークに勝てなくなっている。時々出社神話を聞くたびに、いつかテレワークで必要になり新たに会得した技術やツール、足掻かないと遺失するんだろうかとぼんやり思う。


 酒は多少嗜めるので、味の方向性、熟成年数、産地の違いやランクを気にするのに対し、食事に関してはそこまでを求めていない事が多い。「美味しい物を食べる」時と「栄養補給を行う」までグラデーションになっている。なんなら美味しい物を食べる時が特異点で、そこを抜かした平均は栄養補給寄りまである。結果、酒は専門や値段帯、強みも合わせて店を知っているのに食事処のオススメは全く手持ちがないような状態になっている。……バーのマスターからのお勧めされた飲食店の横流しが関の山か。

 おそらく、自分にとって酒は嗜好品なので「趣味として拘るもの」になっている。あってもなくても良い、かつ体力で飲んでいる節を自覚しているので飲酒日はバーへの言伝がないと2週間に1度を割る。その分1回に値段をかける……と言った感じだ。バー1回、オーダーは1万と思ってるしな。これはかなり良くない金銭感覚だが、また別の日に。

 一方食事は毎日食べる物だ。時間がなくても空腹にはなるので、ノルマとしてクリアしなければ他の行動にも支障が出る。これでも改善したのだが、一定の時間を毎日しっかり割けるかというと微妙なので、単に薪をくべるような雑さになる事もある。酒があるので味覚は死んでる場合ではないのだが、「今は楽しまなくても良い」「今は味覚を総動員する」とかなり明確なスイッチが自分の中にある。

 原因というか、そうなったタイミングは博士課程。昨日でいう地獄の期間の話だ。PC前から離れずに作業をし続ける事を優先した結果、繋ぎの食事としてスティックシュガーでも良いと当時勝手に自分を許したんだろう。その行動や許しは論理として成り立っているのか、「毎日しっかり食べなければならない」意識がこの話を改善・解決する要素を持つかはあまりしっくりきていない。

 周りの話を聞いていると、食事のランクにここまで極端なグラデーションは一般的ではないらしい。今も地獄モードになる可能性はあるので常に美食家ではあれないが、そろそろ食事処も学んだほうがいいだろうか。そんなことを思いながら、朝にツナトースト、昼にカットステーキ、夜に肉巻き餃子をそこそこ雑に食べた日だった。メインだけ書き出すと重く見えるな。


 では、明日も書けることを祈る。

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