穏やかな輝きと代償

 今日は午前から無理やり動いていた。ファミマで買った栄養ドリンクブーストも込みで。そしてなんとか映画館に辿り着いている。最近、体調が本当にその日大丈夫かを気にしなければならないので前々からの予約が億劫だ。……行きたかったなあ配信元映画館。同じイベントでも応援上映は合わなさそうだと感想群で思ってしまったが。言われてみれば、マニアックな知識に紐づいていてもアウトプットの方法がヤジならその空気は俺に合わないな……

 ちなみに昨日の通りドキュメンタリーを予習したのだが、「ツイッターで言うほど地獄ではなかったんだが……?」「よくああなるし、ちゃぶ台返しが拗れた時の言動の傾向にとても身に覚えがあるが…………?」が己から出てしまって当時のタイムラインと比較した結果頭を抱えながら電車に乗っていた。比較対象は博士課程の頃と今である。博士課程の頃はわかるが、そうか、今も側から見たら地獄か。

 こういうバイアスが可視化されるので、自分と違う視点・感覚が常に見える場所はほしい。なのでツイッターにいるんだろう。4/15に地上波なので、来週も多分TLを見て「そうか……」とか言っていると思う。


 ライブビューイング自体はメディアが一部チラ見せしているのでさておき、シン・仮面ライダーはかれこれ4回(バージョン違い見に行ける時間だったので舞台挨拶以外に1回増えた)見ている事になる。好きな所をふせったーにまた長文で書き始めてるよ。「多分これ周りのフォロワーには熱量伝わらねえーーーーー!!」と思いながら書いている。「見えて」しまったので仕方がない。

 で、かなり人数がいる回に見にいくと近くに「始めて見るんだよねー、グロテスク表現大丈夫かな、でも楽しみ」と言う人がいたりする。今日本来見る予定がなかった4回目がそうだった。3回鑑賞済みなのでもう程度も流れもわかっているのだが、聞こえてしまうと少しは気になるのである。RRRでナートゥに惹かれて解放戦争の方の展開にショック受けた人の話とか見たのもあるだろう。

 ……まあ、いらん杞憂だった。終わってから同じ方向から、「ちょっとびっくりするところとか気になった所はあったけど、面白かった!私好きだなあ」と早速同行者とニコニコ話しているのが見えたからだ。

 ああ、映画を観た後ストレートに誰かが楽しそうにしているのが見られたのはいい回だなあ、と内容以外の平凡な感想を抱く。ライブビューイングの最後、途切れ途切れ(あまり書いてる人いないが、呼吸ちょっと浅くなってるのか心配になるくらいブレスが多かった……)な監督の言葉の後なバイアスもあるだろうが、なんか綺麗なものを見た気がした。スタンスとして「作品を好きな事は自己肯定で完結できる物」と思っているので、個人の好きは周りの感想でブレる事がほぼ無い。ただそれとは別に肯定を見かけると多少は嬉しくなる物ではあるのだろう。完全に気まぐれの行動も、たまには心にいい事がある。


 ……ただ、帰りの電車あたりからわかっていたが、腰の耐久度がクソなので帰って薬飲んで布団の中で転がりながらこの文を書いている始末である。しっかりオチがついてしまったが、これからどれだけ響くやら。

 では、明日も書けることを祈る。

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