7:《安息》そして不安と目覚め
《Maybe it will be included in the main story……》
実在さえも不確定なものにしてしまう、留まることを知らぬ、恐ろしい程の探求心。
「調和」……この言葉を前にして、我々はもう一度思考を巡らせ、進むことが果たして出来るのだろうか。目まぐるしく変化し、科学が発展する中では、「何が正しいか」といったような単調に二元化された絶対的評価など存在するはずもなく、無慈悲に刺す時間の矢に連れられ、眩しい程に鮮やかな世界を、無意識が旅をしている。
現世は夢、夜の夢こそまことのように。そう、全てが不確定的に示され、無限の解に惑わされ、何もかも分からなくなってしまいそうで。
あらゆる問いの中、つくづく思うのだ、まさに
《真実はいつも夢うつつ》
である。……と、「あの日見た夢をもう一度」私はそう望んだ。
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