13

 ディナーの時間になってわたしが食堂へ降りていくと、すでにハリーと侯爵夫妻が座っていた。だが、ジェームズの姿はない。

「彼はどこにいるんですか?」わたしは侯爵夫人に聞いた。

「今日は外で食べてくるって言っていたわ。ごめんなさいね、せっかくあなたが滞在しているっていうのに」夫人がわたしに向かって申し訳なさげに微笑んだ。

「いいえ、かまわないです」わたしは答えた。「数週間も滞在させていただくんですから、彼が出かけるのもわかります」

「ぼくのせいだよ」わたしの向かいからハリーの声が聞こえた。丁寧だけど、あきらめのついた声だ。「ご招待は感謝しますが、やはり彼はぼくを許しませんよ、夫人」

「そんなことを言わないでちょうだい、ハリー」夫人が残念そうにため息をついた。「昔はあんなに仲良くって、いつでも一緒にいたのよ。いくらジェームズがあなたに怒っても、いつかは許すはずだわ。例えば、数か月たった今とか」

「いいえ、今回はわけが違います。ジェームズが伝えた話は重要なところが省かれているはずですからね。彼はぼくに腹を立てていますが、それでもまだ守ってくれている」

「わたしたちは詳しく聞かんよ」侯爵が言った。「とにかく、いつまでも歓迎する、ハリー」

「感謝します、侯爵」ハリーが言った。

 ジェームズがいないと、急にディナーも場違いに感じてしまう。わたしは食事中、疎外感を味わう羽目になって考えた。夫妻はわたしにとても親切だ。だが、生まれながらに品位を持ち、何不自由ない生活を送ってきた人たちを見ると、自分の境遇が悲しくもなった。それに、ハリーはもっとわからない。親切で、洗練されているけれど、彼はたまにぼんやりとする。顔に影が差すのだ。何不自由なく生活を送っているというよりも、苦労してきているように見える。

 次の二日間、ジェームズの姿はどこにも見えなかった。たぶん、屋敷に帰ってきていないんだろう。寂しいことには寂しいが、滞在もあと数週間残っていたから特に心配はしていなかった。彼は心に傷を抱えている。ハリーと会ったことで悪化したようだし、それに対してわたしができることは何もなかった。それなのに問い詰めて関係を悪くするよりも、放っておくことの方がいいだろう。

 ハリーはその二日間、わたしと多くの時間を過ごした。彼も文学に精通していて、話していれば面白い。たまにふいに部屋を後にすることがあるが、普段はとても感じがよかった。

二日目の夜、部屋に戻ろうとわたしたちが玄関近くの部屋の前を通ると、その部屋から人の声が聞こえてきた。部屋はドアが少し開いて、奥のソファと暖炉がこちらからは見える。

「飲みすぎですよ。明日、後悔するのはあなたですからね」中から落ち着いた声が聞こえる。わたしはすぐに、あの探偵の人の声だと気がついた。

「知るものか」自暴自棄ともいえる言い方で返事が返ってくる。ジェームズなのは聞く前からわかっていた。「おまえのせいだよ」

 わたしとハリーは顔を見合わせて立ち止まった。二人とも、盗み聞きの趣味の悪さはわかっている。だが、同時に好奇心も旺盛だ。わたしたちはドアの前に二人で並んでしまった。

「あの男性のこと、知ってる?」わたしはハリーに聞いた。長い時間を過ごしたおかげでもう、彼にため口で話しかけるのは平気になっている。だが、こんなことをしている自分が信じられなかった。

「探偵だろうね。たぶん、あいつのパートナーだ」

「何がわたしのせいだって言うんですか?わたしは自分の仕事をしてるだけです」探偵が聞いた。ジェームズの笑い声がそれに応える。

「パートナー?」わたしは眉をひそめた。「どういう意味なの?」

「えっと、探偵制度は知ってる?」わたしが首を横に振ると、ハリーは言った。「貴族はたいてい、各家で探偵を雇うんだ。その探偵は一般人の依頼もうけるけど、そのパートナーの仕事が第一優先。いい探偵を雇えばそれだけ、社会的ステータスも上だってことだよ」

「じゃあ、彼はティルベラー家の探偵なの?」

「自分の仕事?」ジェームズの声が聞こえて、わたしたちは一旦会話を切り上げた。「おまえの仕事はハリーを見ていることだろ?あいつがここに来るのを知ってたくせに、おれに知らせもしなかった」

「知らせたら阻止させたでしょう?」探偵が答える。「わたしは雇われの身ですが、あなたのパートナー契約を結んでいます。つまり、あなたに最善になるように行動するということですよ」

「ティルベラー家の探偵はもっと年取った白髪の男性だ。黒髪じゃないし、こんな話し方もしない。それに、この人はあいつ自身と契約してるような口ぶりだよ」彼らの会話の隙間にハリーが早口で言った。

「黒い紳士が何を言う?」ジェームズがあざけるような口調で言った。「おまえは仕事には忠実なので有名だろう?言われたことを正確に遂行することで」

「黒い紳士?」ハリーが驚きに満ちた声でささやいた。「黒い紳士とはね」

「どういうこと?」わたしは部屋の中の様子をうかがった。探偵はため息をつき、しばらくは話しそうにない。「教えてちょうだい」

「彼は国一番の探偵ってことだよ。何年もの間、誰とも契約しないことで有名だったんだ。今もフリーかと思ってたけど、違うみたいだね」

「本名はないの?」

「彼の本名はだれも知らない。探偵はそれぞれ、呼び名があるんだ。彼は“黒い紳士”だけど、ほかにもいろいろある」

「疑問を持たないのは、ただの依頼だけです。あなたのことは気にかけているから、それにあの少年のことも心配だから、今回は指示だけに従いはしません。やはり飲みすぎですよ。これ以上飲んでどうするつもりですか?」黒い紳士はジェームズの手からグラスを取ろうとした。グラスにはスコッチが注がれていて、ジェームズはそれをずっと飲んでいたのだ。彼が飲酒をするとは知らなかった。

「やめろよ」ジェームズは手を頭の上にあげて、グラスを取らせまいとした。だが、探偵は立ち上がってグラスを取り上げる。「返せって。返せよ、リチャード」

「リチャード?どうやら彼は本名を知ってるみたいね」わたしはハリーにささやいた。

「ほんと、信じられないよ」ハリーが返す。「何年も謎に包まれていた黒い紳士をこんな間近で見て、しかもジェームズは本名を知っているんだから」

「酒では何も解決しませんよ」探偵は冷静な姿勢を崩さない。

「何をしたって解決はしない」ジェームズが言い切る。「酒は忘れるのに役立つんだよ。ドラッグが感覚を鈍らせるのと同じだ」

「どちらもいいものとは言えませんね」探偵が答える。「彼は回復してきていますよ。なぜ、あなたが壊れなければならないのです?二人で話し合うべきでは?」

 わたしはその言葉にハリーの方を見た。回復?何の話をしているのかわからないが、ハリーにはわかるようだ。その顔が曇っている。

「あいつがちょっとマシになったからって、根本が解決しているわけじゃない。そもそも回復してきたのは、おれが手をまわしたからだ」ジェームズが言う。

「どういう意味なの?教えてくれる?」わたしはハリーに聞いた。ハリーは躊躇している。「話せるところまででいいわ」

「ぼくがドラッグに手を出していたことだよ」ハリーが答える。

「あら」わたしは驚きかけたが、それほど驚くことでもないと思った。べつにこの少年をよく知っているわけでもない。それなのにイメージを持つなんて、まだ早いだろう。「それで?」

「いろいろあったけど、数か月は何も手を出していない。しばらくは不安定だったけど、やっと安定してきたんだ。また手を出そうと思ったときに売り手がどこにも見当たらなかったのは彼らの仕業だな。ぼくからディーラーを遠ざけていたんだ」

「ですが、あなたは自分では歩み寄りませんよね?」探偵が言った。「こういう機会をつくるしか、方法はなかったんです。それも理解しているはずですよ」

「理解しているかなんてどうだっていいね」ジェームズが言う。「まったく、今日はもう寝るよ。酔ってるし、何もかもがまともに考えられない」

 わたしたちは立ち上がる二人の音を聞いて、慌てて階段のところまで戻り、部屋に向かった。後ろでドアが開く音と、二人分のゆっくりした足音が聞こえる。声を出さずにおやすみの挨拶をすると、わたしたちはそれぞれの部屋に戻って行った。

 次の日、わたしはジェームズの部屋へ行くことにした。今日なら彼は家にいるはずだ。朝、九時くらいに朝食を終え、階段を上る。ジェームズの部屋なら何度か訪れたが、どんな様子かと考えると多少緊張はする。わたしは服の上ではねるロケットを握りしめて部屋のドアをノックした。

「入ってくれ」だるそうなジェームズの声がする。

 わたしが中に入ると、ベッドにだるそうに寄りかかった彼が顔を上げた。

「使用人が来たのかと」彼が言う。「そろそろ起こしにくるんだ」

「いいえ、わたしよ」

「その方がうれしいね」彼は弱々しく微笑んだ。「けど、体調がすぐれないんだ」

「どうしてでしょうね?」わたしは皮肉な言い方をして、一瞬固まった。昨日、聞いちゃいけないことを聞いたと言うべきだろうか?

「その言い方は?」彼が鋭く言った。

「わたしはあなたを丸二日間も見てないのよ。その間に何してたかなんてわかったものじゃないわ。それに、前にも不良少年的な行動をとってたでしょ?」わたしは自然に言おうと努力した。けど、うまくいったとは思わない。

「それよりももっと断言的な返事だったけどな」ジェームズも思わなかったらしい。「何を知ってるんだい?」

「わかったわ」わたしはため息をついた。「体調が悪いのは二日酔いのせいでしょ」

「ほう?」ジェームズは乾いた声で笑った。「どこで見たんだい?」

「昨日、玄関近くの部屋で飲んでたでしょ?黒い紳士って人と一緒にいたわ」わたしは白状した。

「話も聞いていたってことかな?」ジェームズが言う。わたしは黙ってうなずいた。「当然だろうな。きみがそんなおもしろそうなことを見て見ぬふりするはずがない」

「怒ってるの?」わたしはベッドの端に腰かけた。

「いや」彼が言う。「けど、ハリーには怒ってる」

「どうして彼のことが?」わたしは聞いた。

「黒い紳士なんてきみが自分で調べ上げたことじゃないだろ?」ジェームズはベッドサイドから水をとると、コップいっぱいに注いで飲み干した。

「そうね」

「あいつがきみといたことも腹が立つし、まともなことも腹が立つ」ジェームズはふかふかの枕に頭を沈めた。

「わたしといたって何も起きやしないわ。あなたのことが気になるもの」わたしは彼に近寄った。

「そりゃ起きないだろうね」彼の答えはわたしの言った意味よりも深い。だけど、どういうことかわからなかった。

「詳しく言う気はないのね」わたしは彼の頭の方にまわると、髪をなでた。「でも、問い詰める気はないわ」

「きみは本当にいつもやさしいね」彼はわたしの手を取ると、自分の胸の方にもっていった。「けど、言わないと解決はしないんだ。あいつと話すことはない。だって、あいつは反省してるし、直ってきてるから。けど、ぼくが誰かに話すくらい落ち着かないと、本当の意味で解決はしない」

「それじゃあ、話してくれるの?」わたしは彼を見つめた。

「今日はムリだ」彼が答える。「だけど、数日以内に。約束するよ」

「わかったわ」わたしは彼の額に優しくキスをした。話さない限り、唇にキスをできないことはわかっていた。

「それじゃあ、行くわね」わたしは立ち上がると、眠りかけている彼を後に部屋を出た。

 屋敷内はひっそりとしている。夫妻は朝から地元の政治家と会合があると言って出かけたのだ。ハリーはまた、あの噴水のところで本でも読んでいるんだろう。そっちに行ってもよかったが、そういう気分ではなかった。

 わたしは屋敷内を一人、探検することにした。ある程度、どこに何があるのか教えてもらいはしたが、すべてを見たわけじゃない。屋敷は広すぎたし、それよりもほかのことにばかり目がいっていたのだ。だが、屋敷内のどこでも好きなところに行ってくれてかまわないと夫妻もジェームズも言ってくれていた。

 屋敷の玄関から一番奥の方に、細い廊下があった。その廊下は他と違い、絵画や置物が陳列されておらず、実用的な木彫りのドアが両側に並んでいるだけだ。その廊下の奥にはドアがあり、ドアを開けて中に入ると細長い部屋に出た。正面の窓は大きく、裏の庭が広々と見える。大きな部屋は窓際に腰かけるためのクッションがあり、ほかには何もない。壁には飾り物と思われるレイピアなどがいくつもあった。

「ここで何をなさっているのです?」部屋の隅から声が聞こえ、わたしは飛び上がるほど驚いた。

「どなたですか?」わたしも答える。「わたしはただ、屋敷を探検しているだけです。この部屋を見つけたのもたまたまです。ご迷惑なら出て行きますから」

「いいえ、かまいませんよ」声の主は右隅の陰の部分から姿を現した。黒髪の巻き毛に射るような黒い瞳、驚くほど美形の男性だ。その美しさは中性的で格好によっては女性と見まごうこともありそうだった。

「黒い紳士ですね」わたしは動揺する気持ちを抑え、彼を見据えた。今さら正体を知らないふりをしたって意味はない。ジェームズに盗み聞きしていたとバレているのだ。この探偵がどう思おうと知ったことではない。

「あなたが昨日、ドアの前にいた方ですか」探偵はおもしろそうに口の端を少し持ち上げた。「昨日は陰にいらしたものですからお顔を拝見できませんでしたよ」

「昨日、わたしが聞いていたと気づいていらしたんですか?」わたしは驚いて尋ねた。

「ええ、話声と物音なら気がつきます。気配を察するのも得意ですからね」探偵は肩をすくめる。「ジェームズなら気がついていませんよ」

「でも、今は知っています」わたしは苦笑いをした。「今朝、白状しましたから」

「ほう?彼は起きてましたか」探偵が意外そうな顔をした。「あんなに飲んでいましたから午後までは回復しないかと」

「また寝ているとは思いますよ」わたしは言った。「たまたま起きていただけです。ひどい二日酔いには悩まされていましたけど」

「当然ですね」

「どれだけ飲んでいたんですか?」

「彼に記憶があることに驚くくらいです。スコッチなんておぼれるほど飲むものとは思いませんけどね。あの年齢ならなおさらです」

「彼の飲酒を止める気はなかったんですか?」わたしはつい聞いてしまった。あれだけ気に掛けると言いながら、取り上げたのは遅くなってからだ。

「一度心に傷を抱えた場合、直すのは困難です。その中で彼のように何かに頼らず、気を張っていられたのは褒められることですよ。それに、彼は止めても聞きません」

「心の傷というのをよくご存じのようですね」わたしは聞いた。「彼のこともハリーのこともよく知ってるのですよね?」

「ジェームズのことは直接知っています。彼が契約の直談判にいらしたのですから。ですが、あの繊細な少年のことは遠目に見ているだけですよ。行動は見てきましたが、直接会話を交わしたことはない。わたしに見張られていたことも知らないのでしょう。いえ、知らなかったのでしょうね」

「ハリーがドラッグに手を出していたとは聞きました」わたしは言った。「なぜ、そうしていたのか知っていますか?」

「ええ」探偵が答える。「ですが、わたしの口からは言えません。それもジェームズから聞くべきことです。ただいえるのは、人は苦痛を紛らわすためにはどんなことでもしようとしてしまうということですよ。そして、それで人を傷つける」

「あなたは二人を大切に思っていますね」わたしは探偵に言った。「どうしてそんなに気にかけるのです?」

「彼らはどちらも苦しんでいるからですよ。罪悪感に苛まされているが、二人ともまだお若い。それで人生を壊す必要はないはずです」そこまで言うと、探偵はわたしを射るように見つめた。「ですが、今の質問は昨日のこと以外のことも含まれていますね」

「あなたを見ました」わたしははっきりと言った。「学園に人がいなくなった時、あなたは学園に報告に現れた。ジェームズはあなたにわたしのことを言いましたね。彼はわたしがそこだけしか聞いていないと思っていますが、わたしはあなたが現れたところから見ていました」

「それはそれは」探偵はおもしろそうに言った。「では、やはりあなたのことでしたか」

「とっくにお気づきかと」わたしは返した。

「うすうすは。どのような方かと思っていましたが、これほどまでに自分をお持ちの方とは。もっと可憐な方か、傲慢で自信家かと思っていましたね」

「どちらでいる必要もありませんから」わたしは言った。「そのような特性を持つのは苦労を知らない人です」

「あなたはご存知ということですか」探偵は言った。「何不自由なく暮らす良家のご息女では?」

「まさか」わたしは言った。「わたしは親もわからない孤児ですよ」

「だが侯爵家のお客となってらっしゃる」探偵はわたしが手に握っていたペンダントを見た。「孤児にしてはいい服をお召しですし、そのペンダントも高価なものと見えますよ」

「ここにいられるのはジェームズの親切のおかげです。服も彼の従姉のものですから」わたしはペンダントを見た。「これはわたしの両親が唯一わたしにくれたものだと孤児院の院長は言っていますが」

「見せていただけますか?」探偵はペンダントに興味を示したようだった。

 わたしはペンダントを首から外すと、探偵に手渡した。

「素晴らしい。細工も絵も精妙ですね」探偵はまじまじとペンダントを見ている。と思ったらわたしを見つめた。「数日間、お借りしてもよろしいですか?調べたいことがありますので。数日以内に返すことは約束します」

「ええ」しばらく躊躇したのち、わたしは言った。彼は信頼に足る人物のはずだ。ジェームズが契約とやらをするということはそれだけの信用がないと起きないことだろうから。それに、飾りにしかなっていないものを数日貸すくらいなら構いはしないだろう。これは唯一、わたしのものだから決定権はわたしにある。

 彼は丁寧にペンダントを受け取ると、わたしに一礼して部屋の奥に去って行った。足音も立てない優雅で流れるような動きだ。

 彼がいなくなると、わたしも部屋を去ることにした。ここはたぶん、この探偵のための場所だ。そういうわけでもなくとも、ここに属さないような気がする。そういうところに長居するとストレスになるだけだ。

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