クリームに包まれる
「朝ご飯できたから起きてきて〜!」
「・・・わかったー」
ただいまの時刻6時、まだ寝れる。よし、寝よう。
「ねえー!!起きてるーー??」
「・・・うんー」
「やっぱり寝てるじゃん・・・ほら起きて〜学校に遅れちゃうよ〜」
「あと5分だけ・・・」
「起きたら何でもしてあげるよ」
「目覚めたわー」
「おはよう!じゃあ早くご飯食べて学校に行こう!」
「なんでもしてくれるんだよな?」
「早く準備してね〜」
・・・ずるいな、そりゃ好きな人に何でもするって言われたら目覚めるじゃん?
そんなことは置いといて早く準備しちゃうか・・・
「じゃあ行こうか!ほら!手繋いで!」
「なんでいつも手繋がせるんだ?」
「迷子になって学校に遅刻してるから」
「・・・・いつもすみません」
好きな人と手をつなげるのは嬉しいが恥ずかしさもあり、どんな気持ちでいればいいのかわからない・・・
「・・・おいあいつ今日も手繋いで登校してるぜ?」
「クソッ!!羨ましいぜ!!」
「今日もあいつらはラブラブだな・・・」
「なんで、あいつに・・・!」
いつもこんな感じなのだ・・・彼女は俺の手をがっしり掴んで離す気配がない・・・流石に生徒が通るところでは手を繋ぐのをやめてほしい
「大丈夫?なにかあったら私に言ってね!私が解決するから!」
「それなら手を離してくれ・・・」
「それはだめかな〜」
「なんでだめなんだ?やっぱり迷子になるからか?」
「すごい!よくわかったね!」
「・・・俺そこまで方向音痴じゃないんだが。」
学校内では迷わないよ?どこで迷うというのだ?
「ほら!教室着いたよ!」
結局、手を繋いだまま教室に来たのだった。周りからは不快な目で見られた・・・
「宿題終わってるの?」
「終わってるが・・・それが?」
「ちょっと見して〜」
「お前もしかしてやってないとか・・・?」
「ちゃんとやってきたから!君が間違ってないか確認するだけだよ!・・・えーっと、ここ計算間違えてない?」
「そうなのか?」
「これは公式を使って・・・」
宿題を出す前に彼女に確認され、間違っていれば教えてくれる。いつも彼女が俺に気にかけてくれていつも助かってる
「・・・これ以外は全部あってるね!えらいえらい!」
あっていたら、褒めてナデナデしてくる・・・嬉しいが周りの視線が・・・
この嬉しいのと周りの視線が気になる気持ちで俺は板挟み状態になっている。周りが気になるが彼女に好きに撫でられるのがとても心地良い。
あ と が き
たまに出てくる作者です。あと3話か2話書いてこの話は終わりにしようと思っています、なので最後までお付き合いしていただけると幸いです。
小説ですが、平日は投稿するのは少しむずかしいのでなるべく私の休日に投稿させていただきます。
作者
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