第30話 楽白とお揃いの装備品を作ってみた
「頑張って服を作るぞー」
そう、服だ!アクセサリーもだが、自分達の服は私のお手製の服で防御力も高い。しかし
そこで出番なのが、
私とのお揃いの服と一緒に戦闘服を作ろうと思うのだ!色染めは時間がないので出来ないから今回は二人揃って白い服なのである。
10個残っている玉を出して、まずは手編みで首の部分をザクザクと編んでいく。20㌢ぐらい編めたら、糸閉じをして机に置く。その次に某編みで前衣と後衣を編んでいった。
編み物をしながら皆と談話して楽しい時間を過ごす。
<まーちゃんは、器用ですねぇ>
編み棒のリズムにそって身体をプルプルと震わせるサクラちゃんに
<ほんま見かけによらずっちゅーやつやな。>
失礼をぶっこく
<なぁ、おやつ喰いたいわぁ。どうせ姉ちゃん遅くなるんやろ!?>
<勝手におやつ食ったら飯抜きにされんで。アンタらの食事メモってるしな。>
<バレへんって、この我儘ボティに陥落するやん。>
自信満々に自分の意見が通ると思っている蛇ちゃんズ。
<サクラもぉ、食べたいですぅ!!>
サクラちゃんまもでもか!?何でこんなに食意地がはってるんやろう?私はそこまで食に執着しないよ?
会話しながらガツガツ編み物は高速で進んでいる。後は袖の部分を作るだけである。
そしたら何故か
私はウォーマーの袖にしようと思ってたので、袖口を閉じずに置いておく。
<何やもう終わったんか??>
<まだだよ。糸が足りないから
きっかり10玉分出してくれたので、お礼にチョコレートをポイっと口の中に入れてあげると上下に触手を動かした。
喜んでくれて何よりだ。
だが、それを不服と思う三匹がいた。
<ずるいで!>
<せや!何で
<サクラもチョコ食べたいのぉ>
ブーイングをする三匹に対し
<お前らは何も役に立ってないだろう。
無償で報酬やるか!と言えば
<<<
ここぞとばかり脅してきた。卑怯者!
<ウガーっお前等、私の邪魔しに来てんのか!?
ビシっと伝えたら三匹共、素直に了承した。本当、食い意地の張ったところは
私のカバンからピュア・ロッシェ メレンゲという卵の卵白を使ったお菓子を出した。サクっとふわふわした感触で少し甘いお菓子である。完全無臭とは言わないがあまり臭いがないお菓子である。
準備万端とあーっと口を開けてる四匹に私はお菓子をポイポイっと口の中に入れて行った。これで少しは大人しくなるだろう。
案の定、私を除いたティムチームはそれぞれお菓子の感想を言い合いしている。
今の内とばかりに私はパンツも編んでいった。
2着と1匹分模様もガッチリ入ったシャツとパンツにレースを施して、ビジューを適当に盛っていく。
勿論、緊急事態に備えて付与魔法は追加してあるので安心しろ
鑑定したら物防3000、魔防5000、小回復と出た。中級冒険者レベルが装備するぐらいの品ではないだろうか?まぁ出来栄えには満足したので
そろそろ
その数分後に
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